- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877287429
感想・レビュー・書評
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外国に1人で行ってみたい、と思わせるほど、どこか遠くキラキラとした印象だった。
言葉は難しいし、まだ海外に行った事がない自分にはどんな風景なのか想像出来なかったので、自分のような子供には少し難しいかもしれない。
大人になってからもう一度読みたい本です。
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コンセプトには勝ててない。
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フランス、マレーシア、香港、ハワイ、メキシコ、ケニヤ、ドイツ、イタリア、U.S.Aを舞台に描かれた小説集です。
旅人、と呼ぶには中途半端な、けれどその国からしてみれば確実に異邦人である登場人物達のどこか逃避行的な風景が、不思議な親近感を覚えます。小説の最後には、著者自身がその地を訪れた印象や感想などが載っていて、リアルな感じがします。(小説の根拠というかルーツが見える気がして)
個人的に好きだったのはイタリア『ジェノヴァの猫』と、ケニア『ピアスの痛み』。前者は猫が語るというのが新鮮だったこと。後者は、主人公の気持ちに異様な程共感できたので。 -
主人公たちが旅をしている土地や現地の人々の描写が秀逸。温度とか匂いが伝わってきそう。きれいなものだけじゃなくて汚いものも描いているところがリアルな旅っぽい。ちょうど旅の終わりに読み始めた本。
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旅をしながら読んだ。非日常を得ようと長旅をする自分と、それぞれそれを得ている主人公と、状況は違うけれどその奥のマインドに深く共感した。