Shall weダンス (幻冬舎文庫 す 2-1)

著者 : 周防正行

• 幻冬舎 (1999年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[神岡宗介さんの感想 · 2023年6月9日]

映画を先に見て、あらすじで映画とは結末が違うとの事だったので読んでみたら、これはこれでありかなと思いました。これは個人的な好みだけど、やっぱりハッピーエンドの方が好きなので映画の方が好き。

[todopapaさんの感想 · 2011年9月15日]

2011年9月

[櫻主さんの感想 · 2010年12月30日]

Shall we ダンス？


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年末の休暇に入り、
物臭な私は髭を剃るのをやめた。

その一方で、
長く伸びつつある髪が煩わしく
新年を迎えるまでには
短く切りたいものだと考えていた。

昨日のことだ。

歳末の買出しに出掛け
ショッピングセンターの
エスカレーターに乗り
ふと、横を見た。

鏡張りの壁面に
自分の姿が映っている。

役所広司っぽいなぁ。

そう思った瞬間、
休暇中は髭を伸ばし
髪を切るのも止めだ
と決めた。

たしか彼は、
大村工業高校を卒業して上京、
千代田区役所に勤めていたから
「役所」だったはずだ。

私は上京して
何度目の正月を迎えるのだろう？
何事かを成したのだろうか？

エスカレーターに乗る
鏡に映る姿に問いかけた。

いや、
まだまだだ。
まだ、エスカレーターを降りない。
まだ半ば。

そういえば、
ラストシーンで
リチャード・ギアは
花束を抱えて
エスカレーターで昇ってきた。

頂上が近づく。

一緒に踊りませんか？

昇りきると
湾に輝く海が見えた。

[りょうまさんの感想 · 2008年4月17日]

映画が先。かるーい気持ちで原作本として読みました。結末が、映画と違いました。どちらの結末も、甲乙つけ難いです。ちなみに、映画をみてから、私は、フルートのレッスンを半年ほど受けました。（そんなおっちょこちょいです）

著者プロフィール

映画監督

「2013年 『法と心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」