マル1死なないことマル2楽しむことマル3世界を知ること: すべての男は消耗品であるVol.4 (幻冬舎文庫 む 1-11)
- 幻冬舎 (1999年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877287764
感想・レビュー・書評
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日本、キューバ
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「基本的なものとは何か?それはオスが消耗品であるということだ。」龍さんの野性的な、若さを感じさせる文章で書かれている。
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なんのために村上龍のすべての男は消耗品であるシリーズを
読んでいるのか。読み返したくなるのか。
それは、自分自身の人生を極上のものにしたいから。
人生を誰よりも充実させたいから。
この世界で生き抜いていく一人の男として、
誰よりもカッコよく生き抜いていきたいから。
誰にも負けずに、サバイバルしていくためだ。
やはりこのシリーズは最高に好きだ。 -
日本に対して、若者に対して、村上龍は呆れ、苛立っている。
読み進めていけばいくほど、日本に未来がなく、日本人も無知で希望が無いという考えを植え付けられていく。
けれども、最後の言葉で未来も希望も見えた。
「現状は想像を絶して暗い。だが出口がないわけではない。」 -
何かを成し遂げようとすることは、
別の何かを捨てることと等しい。 -
まとめ的にコメントできないから印象に残った記述を。
信頼する人をがっかりさせる事が何よりも嫌いだ
あらゆるものに自意識が優先するただ単純につまらない状態
→からだ、に注目する
みんな自分の範囲内で何とか理解してしまおうとする。
この世の中の事は全部知っていると思っている人が多い。
この国にはきれいな色、形、音楽がない。
きれいなもので、我を忘れる必要がなかったからだ -
文体が丸みを帯び始めたポストモダン。
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「蔓延する偽り」は実はVOL6。
これはVOL4。
龍って月曜日の夜12チャンでいろんな人と対談してるイメージしかなかった。
ないしは13歳のハローワーク?
でも、かなりおもしろい。
小説にも手を出そうかなって思った。 -
頭のいい人だとおもう。でもこの本では共感できることの半面、薀蓄をきいているような気にもなる。