リオ (幻冬舎文庫 こ 7-2)

著者 :
  • 幻冬舎
3.22
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本棚登録 : 107
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877287993

作品紹介・あらすじ

火曜日の連続殺人。容疑者は女子高生「リオ」。ドラッグ、ポケベル、援助交際……。少女を取り巻く危険な風俗や、時代と格闘する刑事たちの姿をリアルに描いた渾身の長編本格警察小説。

感想・レビュー・書評

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  • 警視庁捜査1課強行犯係・樋口顕警部補。
    自分に自信が持てない男。周りからは信頼されているにもかかわらず…

    デートクラブのオーナーが殺害され、現場から走り去る少女が目撃される。
    第2、第3の殺人事件が…
    『リオ』呼ばれる美少女が重要参考人に…

    淡々と捜査は進んでいく。
    里央の複雑な家庭環境…
    里央が容疑者に…
    樋口は何かすっきりしないものを感じる…
    静かに冷静に物事を考える樋口。
    派手さはないが、地道にコツコツと捜査を続けていく。
    真相にたどり着けるのか…

    もうちょっとちゃんと捜査しとけば…
    20年以上前の作品だからしょうがないか…

    今野敏の『隠蔽捜査』シリーズとかからすると、地味な印象。
    主人公があまり目立ちたがらない性格だから、しょうがないか…

    常に他人からどう思われるかを気にする樋口。
    そこまで気にしなくても。
    もっと自信を持ってと思ってしまう。
    シリーズが進んでいく中で、樋口の自信のなさは解消されていくのか…

  • 自分に自信のない刑事・樋口。シリーズ1作目は長大な自己紹介のような印象。これから面白くなるのかも?

  • 今野さんの作品が読みたくて 隠蔽捜査の竜崎さんと真逆の性格??と、いうことで読んでみました。人からどう見られているのか?が気になってしょうがない樋口さん  
    竜崎さんの変人ぶりのほうが好きだけど、樋口さんもいいキャラしてます!氏家さんとコンビでずっと…ってわけじゃないんですかね?氏家さんもいいキャラですね。
    幻冬舎文庫だと「朱夏」は無くて次は「ビート」ですね、なんでかな?

  • 娘に関心がない親が子供に及ぼす影響は大きいのかもしれない。行き場のない彼女が中年男性を頼って、そして人が死んでいく。覚醒剤を使用していた為記憶も曖昧だがやってないと言う彼女のは言葉を信じて、樋口は氏家と共に捜査し、犯人を突き止める。ただ彼女を傷つけたくなかった。それが犯行理由だった。しかし、それは本当の意味で彼女の助けにならない。樋口が彼女に言った言葉が印象的だった。

  • 143

  • 昔読んだ本

  • 表紙のデザインは違うけど、同じ作品。殺人現場から逃げ出した美少女ははたして犯人なのか?やはり個人的には警察ものがどうしても好きになれず、これもまた私好みではなかった。

  • 読んだのは新潮社で出ている文庫のほうですが、画像があったのがこっちだったので。
    タイトル同じだし、同じものだと思うんだけど…樋口顕シリーズを3作まとめてイッキ読みしました。かなりの作品数を誇る今野さんですが、どこか変わった人間味のあるキャラクターが好きです。おもしろかった!

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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