うそ (幻冬舎文庫 と 1-3)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 95
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877288662

作品紹介・あらすじ

今日もまた一人、"殺したい奴リスト"に名前をつける。レンタル家族のバイトをする女子大生の玉貴。「うその家族」を演じながら、淡々と暮らす毎日にとりたてて不満はなかった。男にしか欲情しないゲイと同居し、外では愛のないセックスを運動のようにする。彼らと生きて、嬉しくも悲しくもない。疑いも傷みもない、はずだったが…。感動長編。

感想・レビュー・書評

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  • この著者の恋愛小説?というか、恋愛の描き方がとてつもなく淡々としてて、なんというかわたしの苦手なレディースコミック的、甘々、壁ドン、みたいな謎のファンタスティックなことやら、昼ドラのようなドロドロ嫉妬、恨み、根に持ちすぎ女も出てこなく、

    みんな、まぁ、淡々と恋愛捌いてく感じが毎度心地いいです。笑笑

    そこまで?ってツッコミたくなるような恋愛話は毎度胸焼けしそうなほどで割と苦手で、ステキな王子様、お姫様みたいなのとか、なにやらハートが出てきてこんにちは。みたいなのは、ホント苦手で。

    ゲロ

    っとなりそうな中、この著者の蛋白さ。大好きです。笑笑
    読むならこんな恋愛小説だね。やっぱ。笑笑

  • 1997年6月に発行された藤堂志津子の文庫本。今から20年弱前になるんだ。いつもの藤堂志津子作品とはちょっと違い、舞台は札幌ではなく山口県というところもまた違ったし、大人の女ではなく21歳女の子だった。

    大学生の玉貴は、あまり大学に行きもせず、仕事に精を出していた。その仕事は最初はエレクトーンのデモンストレーター、ホテルのバーでのエレクトーン演奏者、ほかの人の手伝いを厭わない玉貴は配膳などを積極的にこなし、結婚式の司会者にまで抜擢される。それを見込んだ角田がレンタル家族という仕事に誘う。
    児童劇団に所属していた玉貴はそこで、子役の志摩をスカウト、その両親も仕事に誘う。病院にお見舞いに来てほしいという依頼や、結婚式の友達役をやってほしい、葬式での友人や配偶者になって欲しいなど依頼は様々だった。
    彼女と円満に別れたいという仕事を引き受け、その相手にハマってしまうが相手の正体が詐欺師だったり、ゲイの友達と一緒に暮らし育てている犬を溺愛したりと、楽しそうであったり、苦労であったり・・・。

    昔の話よりも、現在の藤堂志津子の話のほうが私は好きだ。

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    今日もまた一人、”殺したい奴リスト”に名前をつける。レンタル家族のバイトをする女子大生の玉貴。「うその家族」を演じながら、淡々とクラス毎日にとりたてて不満はかんじなかった。男にしか欲情しないゲイと同居し、外では愛のないセックスを運動のようにする。彼らと生きて、嬉しくも悲しくもない。疑いも傷みもない、はずだったが……。感動長編。(裏表紙より)

  • H231111

  • 特殊な人材派遣会社のお話し。
    時に依頼者の家族の振りをしたり、
    恋人の振りをしたり、
    友人の振りをしたり。。

    何かそんな職種が求められる時代が来るのかなぁ~…なんて思った。

    なんとも言えない後味の作品。

    その依頼が『騙し』に入るのか…。
    すごい難しいところ。
    考えされられる作品かな…。

    最後は結局自分が『騙される』

  • この本は、主人公の女子大生が“うその家族”を演じながら暮らす物語です。
    レンタル家族というアルバイトが出てきて、本当にあるの?!とフィクションだけど一瞬思ってしまいました。
    ゲイの男の子と同居したり…読んでいて深いなぁと思ったのと、感情移入するところがあってなかなか面白かったです。

  • 現実味を帯びてない人たちがたくさん登場したけど、終わり方はおもしろかった。
    結局下村が何者なのか、彼女が言ってることが正しいのかは(わたしの読解力では)わからなかったけど
    髪を短く切ることで世間に対して精一杯の反抗をするっていう姿勢はなんとなく共感できたなあ。

  • 家族や友人をレンタルできたら、利用する人いるだろうね。

  • たんたんとしすぎていて期待ハズレだった。

  • 2005.3.23

  • レンタル家族のバイトをする女子大生の玉貴。「うその家族」を演じながら、淡々と暮らす毎日にとりたてて不満はなかった。ゲイの男の子と同居し、外では愛のないセックスをする。嬉しくも悲しくもない。疑いも傷みもない、はずだったが…。

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