トップラン 第2話 (幻冬舎文庫 せ 2-3)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 226
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877288808

作品紹介・あらすじ

「よろず鑑定師」と名乗る貴船天使が課したトップラン・テスト第1問をクリアした音羽恋子。第2の課題は、『明日届ける7500万円入りのアタッシェケースを自宅で2カ月間隠し通すこと』。しかし届いたのは「104」と書かれた1枚のハガキだった。またもや謎謎!?テン(10)・シ(4)-天使?さらに謎が深まる書き下ろし文庫シリーズ第2話。

感想・レビュー・書評

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  • 「トップラン・テスト」に回答した恋子は、貴船天使をさがす期限の最終日となる1月31日に、ひと月前に彼とはじめて出会ったマクドナルドを訪れます。そこで彼女を待っていた貴船天使は、第二のテストとして、7500万円の入ったアタッシェ・ケースを受けとり、2か月間かくし通すという条件を彼女に告げます。

    その後、さまざまな思いをめぐらせつつアタッシェ・ケースが届くのを待つ恋子でしたが、「104」と記されたハガキが恋子のもとに届けられただけで、アタッシェ・ケースは彼女の家に送り届けられた様子はありません。そんななか、恋子の姉の音羽銀子が恋人を家に連れてくることになります。

    まだ物語の序盤で、ストーリー上の大きな進展は見られません。

  • 二カ月に一冊というスピード間で描かれる謎解き小説第二弾。この時点では多分伏線が多くまだまだ先の展開が読めない状態。全ては最終巻へ向かっていくという感じで連続ドラマのような本。

  • 来た、来た来た来ましたよ、この水増し感!
    これも二カ月に一回という企画もののため、まあ時事ネタを盛り込むのは2000年当時の様子(もう13年(!)も前)が良く分かって面白いけれど、いかんせん量が多いし、前の巻で書いた内容をまた書き直すのも多い。
    加えて今回はトップ・ランテスト採点編なのでそこの描写もほとんど(めんどいので自分はやんなかったけど解説を読む感じだとかなり低い金額が出そう)。話がほとんど進まねぇ…!
    ライアーゲームっぽいという感想を目にしましたが今回のテストはまんまですね。こっちが先だと思うけど。

    そして相変わらず、次巻への引きだけはやたらうまい。悔しい。

  • 『人によっては、リスクの少ない無難な人生を素晴らしく思う。だが、恋子が求める人生は違う。OLとなる道を選び、職場の同僚なり合コンや盛り場などで知り合った男とありふれた恋愛と倦怠期を重ね、妥協して結婚し、子供を作って愛情を注ぐ。教育にも力を入れて、かわいい子供が親離れする頃には、年金や介護に不安のある老後まで手の届く年齢になっている…そんな人生ではない。』

    『ただ口を開けて、カモられるのを待っているわけにはいかない。恋子はわけもなく、いつか誰かから聞いた小咄を思い出した。カモのプレイボーイがカモのプリンセスにプロポーズした。プリンセスは少し考えて、断った。その理由は…、ー あなたは誰にでもそう言って、女の子をカモにするのね。』

    『誰かにとっての特別な記念日も、たいてい、別の誰かには、ふつうの1日にすぎない。』

    『時給を、「1時間当りのその人の値段」と置き換えることもできるかもしれない。』

    『ぼくも、なにか手伝いたいんだけど…』
    『いいのよ、春人ちゃんは。わたしたちの邪魔をしないのがあなたの仕事よ』

    『なにかとんでもないことが始まろうとしている。恋子にわかったのは、それだけだ。ザイサンワ、ミノシロキンローン。それを聞き違えて、恋子はこう解釈してしまった。第3話 ー 「身代金ローン」。』

  • 最終巻にまとめてあります。

  • 誘拐して身代金を交渉するくらいなら人身売買したほうがはやい。

  • トップラン〈第1話〉ここが最前線にまとめ。

  • 説明が長いのが少し残念。

  • 先が読めない。

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著者プロフィール

一九九六年、『コズミック』で第二回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。以後、小説だけでなく、ビジネス書、ノンフィクション、英語学習指南書など著作多数。小説執筆の息抜きとして始めた英語学習にハマり、独自のメソッドでTOEIC(現TOEIC L&R)テスト満点を五回達成。二〇〇九年から二〇一七年まで主宰していた「社会人英語部」では、のべ六五人の部員をTOEICスコア平均九〇〇点台にまで導く。日本人作家の小説を英訳して世界中の電子書店で販売しており、著者、英訳者、編集者として手がけた英語作品は一〇〇を超える。作家としての近著に『感涙ストーリーで一気に覚える英単語3000』(明日香出版社)、『きみと行く 満天の星の彼方へ』(リチェンジ)などがある。

「2020年 『三日坊主でも英語は伸びる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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