ネコジャラシのポップコーン: 畑と道端の博物誌

著者 :
  • 木魂社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877460709

感想・レビュー・書評

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  • さまざまな野菜の原種に近い植物を食べてみて、古代の人間の知恵や工夫と植物の特徴を知るというコンセプトは面白い。ネコジャラシは粟と、ジュズダマは鳩麦と近種だから食べられる、と言われると「なるほど」と思うが、いくら見た目が似ていて近種でもマムシグサやテンナンショウを食べるのはかなり冒険だと思う。しかも自分が教えている中高生にも食べさせている。もちろん安全性は確認したのだろうが、かなり刺激やえぐみのあるものを食べさせて、親からクレームが来たりしなかったのか。
    でも何度も食べさせているから大丈夫だったのだろう。さすが自由の森学園。公立の学校でこれをやったらマスコミ沙汰になりそう。
    本の内容としては面白い。こういう先生がいると、生徒は学問の楽しさに目覚めるでしょう。

  • 身近な植物や雑草といわれるものが、栽培植物になるまでの変遷を、生徒達の視点で考える。授業のネタ探しと進行内容のドキュメンタリーでもある。

  • 自由学園時代。 

    ネコジャラシポップコーン、作ること。
    ネコジャラシ茶、のむこと。
    ネコジャラ飯
    ネコジャラシはアワの祖先

    アワもネコジャラシも史前帰化植物。いつ入ってきたか、記録も残っていない。
    野菜は咲かせる花で、なんの仲間かよくわかる


    収穫にはコツがいる

    生徒
    ←雑草が宝物に見えてくる

    ほとんどの帰化植物は開国後。

    文化は複合的なものだ。昔の暮らしに1部だけを切り取って復元するのは難しい

    ノラサツマイモ
    ノラトウガラシ
    ノラサトイモ

    赤道直下の国と日本
    品種改良の凄さ。凄み。

    台湾:レンコンジュース、アスパラジュース

  • 初めて読んだ盛口満さんの著書。

  • 2007/08 図書館から。ちょっと求めているものとちがった

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著者プロフィール

沖縄大学人文学部教授

「2019年 『琉球列島の里山誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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