骨の学校―ぼくらの骨格標本のつくり方

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  • 木魂社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877460853

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  • 理科準備室が骨部屋と化すまでの、約15年間。
    生物の死体を煮て骨を取り、骨格標本を作る日々のエッセイ。
    I クジラの骨の拾い方  II ウサギの骨に見る秘密
    III 骨格標本のつくり方   参考文献有り。

    理科の授業に欠かせない骨格標本。
    そこは新設の中・高校で理科準備室には標本が一つも無い。
    ならば自力で骨取りして骨格標本を作ろう!
    学校の内外、生徒たちも巻き込んでの、奮闘の15年間。
    それは、骨愛溢れる日々を綴る、エッセイ。
    動物、鳥、海獣、魚、亀、カエル・・・フライドチキン!
    著者たちも生徒たちも、骨取りや骨格標本に熱中し、
    教え、教え合う(入れ歯洗浄剤とか)ことでのスキルアップ。
    陸カメの中身、喉頭歯・・・作業中にも謎が出現する愉しさ。
    多くのエピソードを彩る、骨のイラストも味がある。
    骨格標本のつくり方での豚骨骨継ぎマニュアルも興味をそそる。
    たかが骨、されど骨。探求心をくすぐる奥深さを感じました。
    焼き魚を食べるときは骨にも注目しそうだなぁ。

  • 読み物として面白かった。

  • 教員の著者2名が生徒たちと共に動物の骨と格闘した、15年間骨のことばかり!!のエピソード。
    骨格標本作成中に発見した謎など、動物を普段とは違う角度から見ることができる。著者と生徒たちの骨へのあくなき好奇心、探究心が満ち溢れている。

  • 骨の組立の方法が、土器の接合の方法と全く同じでおどろいた。
    骨取りに興味を引かれる下地はやっぱり自分の中にあったんだぁ、と納得。

  • 楽しかった
    骨はきれいである。今まで骨格標本にぜんぜん興味なかったけど、とても意味あるものに感じれた。
    そして読んでいくほどに作りたくなった。子供ができたらぜひ自由研究で豚足の骨を取りだしてみたい。

  • ふむ

  • 入れ歯洗浄剤での骨取り、女子高生から!
    フライドチキンからの骨集めは、男子高校生から。

    クジラの骨、浜辺で拾う。 

    イッカクの角、ユニコーンの角として、ヨーロッパで珍重されていた。
    安田先生の息子さんの名前はイッカク。

    骨って、肉とか筋肉とか腱がないと、きっちり組み立てられたままでいてられないの?
    →書いてた。接着剤と針金

    豚足、私にも出来るかなあ?

  • 2016年1月新着

  • 読みやすくはあるが今一つ文章に面白味が無い。内容も、出てくる事柄や人物は面白そうなのに、書き方が浅かったり甘かったり(説明が足りない)で勿体無い。くすぐり程度に興味をそそる感覚がもどかしい。

  • 大好きなゲッチョ先生の本です。

    素敵な挿絵と文章と共に、生物を楽しんでください。

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著者プロフィール

沖縄大学人文学部教授

「2019年 『琉球列島の里山誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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