ラブシーンの言葉

著者 : 荒川洋治
  • 四月社 (2005年10月発売)
3.04
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  • 本棚登録 :55
  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877460969

ラブシーンの言葉の感想・レビュー・書評

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  • 男性的な愛を感じる。
    多数の文献から「ラヴシーン」を取り上げ、興奮するべき点を挙げ、感想を述べる。
    一冊(一場面)につき、数行または多くて1ページにしかならない。
    まるでAVを早送りし、最たる部分を観賞し、(一息つき)、ひとりごち、次の作品に進み・・・という繰り返しである。

    もし私が同じ題材に挑むとしたら、ほんの一握りを紹介し、熱意は何ページにも及ぶだろう。
    瞬間を切り取るのではなく、それに至るまでの経過を重視する。
    つまりは、AVは最初から最後まで観ろということだ(どういうことだ)

  • 官能小説や、官能描写の一文を筆者が紹介していくエッセイ。

    筆者が書く男の視点では、男は、一生懸命に女の裸体や性器を記憶しても終わったらすぐに忘れてしまうらしい。ちょっと驚きだった。だから、こりずにくりかえしくりかえし触れたいんだね。眺めるんだね。
    官能描写でもいろんな表し方があるものだと感心した。官能小説を意識して買ったことも読んだことも(山田詠美しか読んだことなかった)なかったから、ページをめくればめくるほど目眩く様々な作品のせっくすシーン。釘付けになる。ほれる。

    いろんな描写のしかたがあってもまだまだ増えているのは、男はそれもすぐに忘れるかららしい。男のあとを官能小説は歩くのだと言う。

  • 取り扱う内容よりも、荒川さんの切り替わりの早さや反応が面白かった。ラブシーンの言葉というには綺麗すぎる性をあらわす言葉の見本市。

  • いろいろなハーレクイン小説や官能小説/雑誌,普通の文学作品などさまざまなジャンルの本から

    ラブシーンの場面を抜き出してその描写やポイント,思った事などが書かれた本。

    いろんな本のラブシーンだけを抜き出してまとめるという形式がユニークだと思いました!

    ただ抜き出してあるのは恋愛ではなくあくまでもラブシーン,官能場面なので苦手な方にはおすすめできませんが。。。

  • 「文芸時評という感想」に痛く感銘を受けたので、次はじゃあこれで、と読んでみたわけだけど、まさかの触れ幅。。。週刊朝日で連載していた性愛描写がある作品の紹介をまとめた一冊ということで、まさかのまさかの内容といえば内容。まぁ、この触れ幅こそがこの人の本質であり、異質さなのかもしれない。でも、この人の文章はやっぱり柔らかいなぁ。そして、この装丁も素晴らしくセンスがあると思う。(07/4/21)

  • 装丁借り。失敗。やっぱりちょっとは中身みてから借りるべきだった。。。思ってたのと全然違いました。

  • ふだん物静かな人も、性愛の場面では燃える。男であり女であるときの、口元からもれる言葉は熱く、冷たく、香り高く、めずらしい。そして神秘的。心身を超え、はるかなものにつながる空気もある。荒川洋治の描く愛のかたちは、どんなものでも、いとおしい。性のいとなみをおおらかに肯定する。

  • ラブシーンのことばというと、愛を語ることば、ロマンチックなことばを集めたものかと
    思っていたら、セックスの描写、セックスをするときにかわすことばだった。それにもかかわらずいやらしさを感じさせないのは、荒川さんの語りの淡々さのためか。

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