大きな魚をつかまえよう―リンチ流アート・ライフ∞瞑想レッスン

制作 : David Lynch  草坂 虹恵 
  • 四月社
3.44
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本棚登録 : 252
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877461126

作品紹介・あらすじ

映画・美術・音楽-ジャンルを超えて強烈な作品を生みだすアーティストの脳内Trip。暴力、セックス、夢、死体。謎めいた映像で人々を魅了してやまない著者が、どんなふうに作品が発想されたのかを説き明かし、パワフルに創作する秘訣-長年実践している「瞑想」の効用を語り尽くす。若きクリエイターへの心を込めたメッセージ。

感想・レビュー・書評

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  •  リンチの映画と瞑想についてのエッセイ。たいへん面白くて瞑想をしてみたくなり、三条でやっているらしいので連絡してみたら、スケジュールが未定だそうであった。しかし調べると料金が12万円も掛かり、新潟での開催は出張費まで掛かるという。だったら東京で受けた方がましなのだが、それでもめまいがするほど高い。リンチやイーストウッドやスコセッシみたいな作品を生み出すことができるのならすぐに本は取れそうだけど、ちょっとやそっとでは足を踏み出すことができない。

  • 行間から、チームプレイである映画の楽しさが伝わってきてワクワクした。
    映画の雰囲気とは違い、やさしい文体で語りかけるように書かれていて、読みやすい。励まされる章もいくつかある。
    基本的にはTM瞑想を奨励する本なのかな。
    インターネットでも読める内容が少しあって残念だったけれど、時間を置いて再読したいと思う。

  • デイビッド・リンチの作品世界が好きなので、まあ、面白く読みました。
    一つ一つが短くて読みやすい分、その短さが物足りなく感じます。フェリーニやキューブリックに触れたところなどは、もっと読みたいし、あのリンチ的世界の成り立ちをもっと語ってほしいところ。
    TM瞑想についても、そんなにオススメな瞑想なら、もっと開示してほしいものです。
    インストラクターにマントラを授けてもらわなくちゃいけなかったり、チェックしてもらわなくちゃいけなかったり、なんだか、いかがわしいじゃないですか。
    でも、この本を読んで、初めて「アパートの鍵貸します」を見ました。面白かった!

    いろんなヒントに満ちた本かも知れません。

  • 「常に、最初に思いついたアイデアだけを考えるんだ。ムードやキャラクターを。会話、リハーサル、会話、リハーサルの流れを通して、思いの外早く完成型に到達できる」ー 92ページ

    最初に思いついたアイディアの質感をいかに保ち続けて創作し、全体を形作っていくかということは、小説にかぎらず何事においても忘れてしまいがちなことなのではないかなと思う。実際、自分自身がそうで、最初「これは面白いのではないか」と何かを進めていても、前例やらなにやらを気にしているあまり、当初のアイディアとは別のグロテスクな何かになってしまっているということは往々にしてあるわけで。

    何か面白いものを創れる人というのはこのあたりを常に思い出し続け、具現化出来る人なのかなと思った。そしておそらく最初に思いついたアイディアを超えられる人というのもこういう人なのだろう。

  • 一日二回の瞑想によって不安や怒りを解放し幸福を感じながら映画をつくる。あの暴力的な映画を作っているリンチのものいいとはにわかには信じられなかったが、その落差こそにリンチの真骨頂があるのかもしれない。

    「監督が俳優を怒鳴りつけたり、何とかして演技を引き出そうとたくらむ話をよく耳にする。恐怖心を植えつけて、仕事を進めようとする連中もいる。でも、こんなのはとんだお笑い種だ——哀れであり愚劣だよ。」(p.94)

    「ゴッホが彼を苦しめた出来事にあれほど縛られなかったら、もっとたくさんの偉大な作品が生まれていたと私は考えたい。」(p.117)

    などなど。

    リンチへの共感がすでにある人には一気に読める。

    装丁は酷い。

  • リンチの作品自体にはほとんど共感や理解はないのですが、これだけカルト的に世界で人気のある監督ですから、きっとその発想法には学ぶべきことが多いのではないか、と期待して購入しました。

    結論からいうと、リンチの発想の源は、瞑想にあるようです。瞑想すると、統一場と呼ばれるあらゆる現象が一種類に統一される次元に到達でき、そこから創造的な発想を得られるというものでした。

    リンチはアイデアというよりも、魚に喩え、大きな魚をつかまえよう、とタイトルにしています。

    期待するものとは、ちょっと違っていましたが、良いと思いました。瞑想の効果は昨今のマインドフルネスの呼び名で浸透しつつあり、怪しげな感じも薄らいでは来ています。

    いわゆる発想法や思考法とは違って、自己内を深く掘り下げることを求められるため、はじめることは簡単かもしれないが、より適した瞑想方法については語られていないため、別書を必要する点でマイナス一つとしています。

  • 映画監督によるアイデアという魚をつかまえるためのマインドフルネス実践方法。

  • 中に込められた要点はいたってシンプルだと思う。デヴィット・リンチを感覚的に好きな人にとって本書で語られる内容は、とても参考になるように思う。リンチが好きで、尚且つ、瞑想に肯定的な創作人にとってはとてもいい一冊になると思う。とはいえ、本書だけでは、瞑想が何なのかは十分にはピンと来ないかもしれない。瞑想にはいろんなアプローチがあるからか細かい方法のあれこれにかんしては言及されていない。その方法に関しては自分で模索することになる。ただ、その効能、影響に関しては本書は十分に語ってくれているように思う。

  • リンチ監督のことはもちろん知っていたけど、「ストレイト・ストーリー」しか観たことがありませんでした。
    ぜひ「イレイザーヘッド」や「ブルーベルベット」を観てから再読したいです。
    瞑想もやってみたいと興味をもてました。

  • 2016/7/28購入

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