- Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877513788
作品紹介・あらすじ
ながめて、読んで、知る。何度でも美味しい、「中身」を見せない駅弁の本。明治から平成までの、日本全国はもとより、戦前の樺太・満州・台湾・朝鮮半島の「駅弁掛け紙」177枚を一挙掲載。
感想・レビュー・書評
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駅弁掛け紙ものがたり~古今東西日本を味わう旅~[駅弁の小窓]
http://www.ekibento.jp/are-ekibenkakegamimonogatari.htm
駅弁掛け紙ものがたり―古今東西 日本を味わう旅 – 株式会社けやき出版
https://keyaki-s.co.jp/detail/ekiben-kakegami/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古今東西、駅弁を彩った掛け紙の魅力を紹介。
日本各地の路線毎に、掛け紙の画像、駅弁の名前、発売年、
製造会社(現存は電話番号も)、紹介文での構成。
戦前の樺太・満州・台湾・朝鮮半島での駅弁の掛け紙も。
歴史や駅弁大会等のコラム(モノクロ)が豊富。索引地図有り。
177枚の掛け紙がずらり。駅弁の中身の画像は一切無しの潔さ。
明治から平成の、時代を感じさせる掛け紙の数々は、
様々な情報が盛り込まれています。
国内の廃線、青函連絡船、今は無き駅弁屋さんの、想い出。
戦前の樺太・満州・台湾・朝鮮半島の鉄道の記録。
記念弁当、代用食、軍弁、戦争混乱期や戦後の食糧不足による
煮物だけの御料理弁当、戦中・戦後の外食券制度などの、
当時の時勢が分かるもの。
おおば比呂司、山下清、原田泰治の絵もありました。
そして、名所の風景や郷土玩具、沿線図などの素朴な描写や
ご当地での広告が郷愁と旅情を誘います。
令和時代の掛け紙はどうかな?
駅弁を買ったら掛け紙をじっくりと眺めてみたくなりました。 -
古今東西の駅弁の掛け紙だけを集めた一冊。中身の写真は一切ありませんが、カラーの掛け紙の写真と筆者による愛を込めた解説で、なぜか目の前に美味しそうなお弁当があるような気分になってきてしまう…そんな不思議な本。
掛け紙の絵柄の流行やキャッチコピーも時代によって変わるのがよく分かります。また、戦時中は駅弁も戦争ムードを感じさせる標語が記されたり、逼迫した食糧事情を感じさせる中身になっていて、苦しい生活が想像されます。
捨ててしまいがちな掛け紙ですが、今度駅弁を買ったらよくよく見てみたくなりますよ。 -
時折こういったマニアックな本を読みたくなる。
駅弁の本でありながらメインたるお弁当の写真は一枚もない。
掛け紙だけをあつかったマニアックな書籍だが、そこから時代や世相やそして目に見えないおかず達が想像される。
しかし、日本人って標語が好きだよね。 -
駅弁を包む紙について。
紙だけであっても、歴史とその時の背景が感じられる。しかし、最近の駅弁ですら撤退してもう食べられない、そんな時代でもある。 -
駅弁大会のグッズコーナーに置いてあったのが気になって図書館で借り。
お弁当の中身の写真は一切ないのだけど、パッケージングでこんなにも食べてみたくなるものかと♡
もうなくなってしまったお弁当や、復刻掛け紙など見ているだけで楽しい一冊。もれなく旅にも出たくなる。
気になったのはお勧め駅弁ベスト3の宮崎「椎茸めし」。
筆者はしいたけ嫌いだったのに、これを食べたら解消されたらしい!-
「パッケージングでこんなにも食べてみたく」
面白そう!
お弁当屋さんの思いがギッシリ詰まってそうですね。「パッケージングでこんなにも食べてみたく」
面白そう!
お弁当屋さんの思いがギッシリ詰まってそうですね。2013/02/18
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デザインよりも書かれている注意書きの方が面白かった。「空き箱は窓から投げ捨てずに、腰掛けの下に置け」「弁当や販売員の営業態度に意見があれば、鉄道員まで伝えろ」などなど・・・。
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駅弁というと百貨店の物産展が浮かんでくる。
有名なのは京王百貨店新宿店が毎年1月に開催する「東西有名駅弁大会」だ。
モクモク羊も毎年楽しみにしているイベントだ。
諸般の事情により、駅弁を製造・発売している店が閉店していて駅弁業界は厳しい状況だ。
駅弁の掛け紙から見える駅弁の姿。
戦前のものもあり、よく今まで残っていたなあ。
教科書では取り上げなくても、日本の文化を語る上で貴重な資料満載。
掛け紙のデザインを見ると、迫力のあるもの、美味しそうなものなどいろいろあるなあ。