日々ごはん 4

著者 :
  • アノニマ・スタジオ
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877586188

作品紹介・あらすじ

畑にかよう。ジムにかよう。身を削るように飲み明かす。自分らしく、と焦ったり、生きてゆく不安を感じたり。それでも衰えることのない「ごはん作りたい欲」。日記エッセイ第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • ジムに通う、畑に通う、新しい仕事、新しい本…
    そしてたまに一息ついて、ひと休み。

    肩の力をほどよく抜いて、新しいことへのアンテナも張って、理想的な生活を営んでいるなぁと思う。

    自分の気持ちを整えたいときに読み返したい。

  • ごはんを食べている途中、ぐったりと眠くてたまらなくなる。汗をかくってすばらしい、ただただ、体だけがくたびれることって、なんか大事な気がする。

    自分がどんな仕事をして、今何を考えていて、若いころとどう変わったかなんて、とりたててわざわざ言わなくてもいい関係。昔からの友人たちと過ごす時間の嬉しさを、深津家のパーティーに来るといつも思う。それをかみしめるのは、たいてい帰ってからの風呂の中だったり、寝る前の布団の中だったり。→そういう関係っていいなと思った。

    佐藤初女さん「おむすびの祈り」
    そこには、私が自分の人生の中で、ああでもないこうでもないと考えたり、濾過されるようにして生まれてきた想いや、料理に対する考えが、そのまま書いてあった。

    納豆トースト
    納豆1パックについてきた辛子やタレを混ぜてよく練り、マヨネーズ、葱を加え混ぜる。パンにバターを塗り、納豆をべったりのせ、かつおぶし、チーズをのせてオーブントースターで焼く。食べる時に七味唐辛子をたっぷり振りかける。

    カメラマンも、デザイナーも、プロデューサーも、作家も、編集者も、皆いっしょなんだなと思う。どこの世界にも、有名だけど偽物さんというのはたくさんいるが、有名で、しかも本物という人は、本当に数えるほどだろう。本物と私が言うのは、地位や名声に浸食されず、自分の感受性についていつも怠けていない人だ。そんなの当たり前じゃん。→この言葉、希望になる。わたしも、感受性みがくのは毎日頑張っている、、というか無意識にしてしまう。

    「私らって、自由だね」とスイセイに言ったら、「仕事をたくさん入れて忙しくしないからこういうことが出来るんじゃ」と、マネージャー的意見を述べていました。

  • 2015/04/25 再読
    ちよじが居候。そして出て行く。ジムに行きだす、畑に通う。
    再読2016/10/05

  • 大好き! この本を読んでいれば、生活は正しく営まれて行く気がするよ。

  • このひとのこと、どんどん好きになるなあ。前三冊より読むのに時間がかかった。

  • 癒される。開けっぴろげに書いているのに、それが嫌らしくない。料理への真摯な姿が感じられて、私も頑張らなくてはという気持ちになる。

  • 久しぶりの『日々ごはん』。
    なんとなく読みたくなる時期が来たら、買うんだけど、
    たぶん3をすっ飛ばしちゃった。

    毎晩、寝る前に少しずつ読んで読了。
    あ〜おもしろかった。
    コツコツ生きる姿と文章がすきー。
    スイセイさんの「この月を君にあげる」というところすき。
    あと、ドラマ『すいか』の食事に興味を示していて、「こんな仕事がしたい」と書いているのだけど、
    映画『ホノカアボーイ』で食事を担当されていたから、
    夢をかなえたんだなぁと思いました。

    高山さんの写真家の斉藤くんやちよじ(こちらはカメラマン見習い?ですが。)を観察した描写もすきだなぁ。
    あれから8年?ちよじはカメラマンになったのだろうか…。気になります。
    (⇨知り合いに久家さんの弟子がいて、ちよじのこと知ってました。カメラマンとして活躍しているそうです。)

    それと、この巻で丹治くんのアノニマ・スタジオができて、
    高山さんの著書も増えて行くところで、
    その製作する姿がちょこちょこ出てきます。
    そこも興味津々で楽しかったです。
    私も真剣に本作りに取り組まねば、とふんどしをしていたとしたら締め直す感じです。

    9月のおまけレシピ、ツナのバーニャカウダは簡単で便利〜です。

    ☆メモ
    ある晩、夜中にむっくり起きて、ちょうど同じ10月を読んでいたら、
    ちよじの納豆トーストがどうしても食べたくなり、
    今作っているところ。
    食パンにバターを塗って、納豆、たれ、辛子、ねぎ、マヨネーズを混ぜて載せて、かつお節ととろけるチーズをのせて焼いて、七味をふってできあがり。
    幸い、おねぎもあったので全ての材料がありました。
    よくあるレシピだとは思うんだけど、なんでだか素直においしそうに感じてしまった。

    さらに、ある日のお昼ごはんにまた食べたくなり、
    ねぎがなかったので大葉をかわりに入れたら、
    これもまた「んまーい!」(「青空レストラン」宮川大輔風に絶叫)でした。

  • 4〜6巻まで読了。料理家というより、ひとりの女性が夫と暮らす日常を覗いてみてる感じ。肩の力が抜けた、気取らない生き方がよい。

  • 再読。

  • 高山なおみさんの日記エッセイ『日々ごはん』。
    その日の空気感をじっくり味わいたくて、いつも読むのに時間がかかってしまう。
    〈4〉は2003年9月~2004年2月の日記。
    高山さんがシェフとして働いていたお店「クウクウ」が閉店になったり、
    色々な人に出会ったり。
    少しずつ変わって行く日々の中で、自分自身も自然に変化しつつも
    1本芯が通っているように感じる高山なおみさんの
    暮らし、生き方に憧れを感じています。
    『日々ごはん』を読むといつも、高山さんが出会う人々や
    読んでいる本が気になってきて仕方がなくなってきます。
    いしいしんじさんの小説は大好きになったし、
    ドリトル先生シリーズは昔から好きだった。
    また誰か、高山なおみさんからつながって好きになれたら嬉しいな。

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著者プロフィール

1958 年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感に裏打ちされた文章への評価も高い。著書は、経験や体験に裏打ちされた料理書や料理エッセイのみならず紀行記や日記、絵本など多数。

「2023年 『帰ってきた日々ごはん13』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高山なおみの作品

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