京都を包む紙

  • アノニマ・スタジオ
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877586546

作品紹介・あらすじ

京都のグラフィック工芸家、井上由季子さんが八年の歳月をかけて集めた京都の包み紙の数々。村松美賀子さんの文章で辿る包み紙の旅。

感想・レビュー・書評

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  • 京都のお店の包み紙や、結び紐、紙袋、箱に注目した本。

    京都は、やはり奥が深い。
    東京ではお目にかかれない、モダンなデザインの数々。

    ほっこりする者達が、今に生きている街。

    見ているだけで、ほっこりして、自然と笑みが溢れてしまう。

  • とてもとても丁寧に作られている書籍

  • 2007年初版、図書館で借りた本ですが、京都の風合いが色濃く、形よくまとまっています。百年のときを重ねてきた老舗も、既に閉店してしまった店舗もありますが、そのお店の顔としてあり続ける、凛とした風情に、確かな役目を感じます。

  • 京都のグラフィック工芸家・井上さんが8年かけて収集した京都のお菓子の包み紙。文章は村松さん。

  • 京都のデザイン根本が感じられる一冊。しにせの背景にせまる

  • キレイな包装紙に包まれたお菓子の箱をいただくと、そぉーっとセロハンテープを剥がして大切にとっておくくらい包装紙が好きな私にはたまらない一冊でした。
    昔ながらの方法で刷られた味わい深い包装紙や和のデザインが満載です。

  • 三月書房の入り口の京都本コーナーにあったのを見つけた時は幸せな気分になりました。パッケージの美しさは亀末廣の京のよすがを包む紙(P138)を手にしたらまた買いにきたくなります。亀屋良永の「大原路」もよく買いました。所判(P146)まであつめれば紙マニアです。

  • 著者が京都で出会った包み紙を紹介してます。

    わたしは手ぬぐいが好きで集めているんだけど
    その絵柄に似たものがあったりして
    見ているだけで
    なんだかほっこりしちゃいました。

  • 筆者が8年間ためてきた京都のお店の包み紙。
    何かを包んだしわだらけの紙を見ていると、
    いとおしさが伝わってくる。
    これも「始末がよい」というのかもしれない。

    8年間もためてくれば包み紙の傾向が見える、
    というか、
    京都のお店は末端まで神経を配るのだなぁと感じる。

  • この本はラッピングの本ではありませんが
    京都のお菓子屋さんの包み紙やシール
    紙袋など包む行為よりも
    包むものに光を当てた本です。

    昔ながらの京都のお菓子屋さんの包装紙や
    ラッピングは凛として上品でかわいい。

    原点はきっとここかもしれません。

    色んなラッピングができるようになってもきっとまたここに帰ってくるんじゃないかなぁ。

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