聡明な女は料理がうまい

著者 :
  • アノニマ・スタジオ
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本棚登録 : 775
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877587123

感想・レビュー・書評

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  • ブックフェアのアノニマ・スタジオさんのブースでお勧めしてもらって購入しました。
    著者は桐島 洋子さん。
    1976年に発行された本の復刻版です。

    この本で初めて著者のことを知りましたが、調べれば調べるほど自由奔放でおもしろい女性です。
    そんな彼女のユーモアと機知に富んだ内容が詰まった1冊で、ここのところ料理に前向きなのは間違いなくこの本の影響です。
    冷蔵庫にあるものでささっと料理を作れる女性、心から楽しめるホームパーティを主催できる女性、素敵ですよね。

    料理が得意な人であれば、本書に書かれている食材の分量を見ながら料理が作れるのでしょうか。
    私はとてもそんなレベルではないものの、美味しそうな料理を頭の片隅にメモして、想像し、自分もまずは何か作ってみようという気にさせられます。
    そして注目すべきはこれが単なる料理本ではないところ。料理という軸を通して、世界を駆け抜けた女性の生き様に触れられます。

    初めて刊行されてから30年弱経ちますが、ちっとも古臭くなく、色褪せない1冊です。
    面倒くさいな、料理とか。なんて思ってしまう時は、この本を読んで背筋を伸ばしたいと思います。

  • タイトル通り!
    桐島さんの言う「聡明」とは、自分の目で見て確かめて自分の頭で考える人のこと。

    あらゆる家事の中でも料理は献立の組み立て、効率よい段取り、出来上がりのイメージ喚起、など仕事に通ずる因子が多く、私の周囲を見渡しても料理の手際のいい人は聡明であり仕事もデキる。
    70年代に書かれたものではあるが、本書は料理というファクターで語る「生き方」論でもあり、時代は移ろうが根本的な指針は何も変わっていないのだ。


    琴線に触れたフレーズ。
    『ぬかみそと脳みそはたまにかき混ぜないと』人と大いに会って話すべしとブレーンストーミングを説く。

    『商売繁盛の業者が”うれしい悲鳴をあげる”、判決を聞いた被告人が”ガックリと肩を落とし”といった便利で耳触りがいいけど紋切り型の常套句を使うことなく、自分なりの表現をすべし。』


    型通りのお仕着せを嫌い、イージーに流れることなかれ。
    いつの時代もカッコイイ女は「自分」を分かって持っている人なのである。

  • 題名を見たときに、これは、と思って購入した。聡明な女(一度でいいから言われてみたい)は料理がうまいなんて。1970年代に書かれたものらしく、筆者の強めの物言いには驚いたけど、自分の中でうまく読んでいけば、むしろ痛快にすら感じる。好奇心旺盛で負けず嫌いで食べることが大好きな女性(これは私だ)は、ぜひ!!

  • 1976年にこれが出版されたのは、信じられない先取り感。フェミニズムを一回りし、女ならではの強みを、世界を俯瞰するスケールで最大に楽しんでいこうとする著者の貪欲さが輝く。

  • 確かに仕事ができる人の方が料理がうまい。それはどこでも共通することなのか?

    もっと料理を極めたいと思える本。

  • バイブルに決定!
    時々うるさい姑か?!と感じる部分もあるけれど、総じて正しく、背筋と歯ごたえがシャキッとするお料理エッセイ。ためになります。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「バイブルに決定!」
      昔、文庫で読みました(娘の桐島かれんが表紙を飾ってました)。この単行本が2012年9月刊と言うコトは、もう文庫は出てな...
      「バイブルに決定!」
      昔、文庫で読みました(娘の桐島かれんが表紙を飾ってました)。この単行本が2012年9月刊と言うコトは、もう文庫は出てないのかなぁ、、、
      しかし全然覚えてないのは我ながら情けない。
      2013/01/28
  • ふむ

  • 数年前に一読していたが、最近ラジオで一部が紹介されて再読したくなった✩.*˚
    著者の潔い文章が好き。

  • これが70年代に当時30代後半の著者が書いたことに驚く.今読んでもまったく色褪せないみずみずしい感性.武田百合子にも通じる好奇心.読書の時間がホクホク温かくなる.料理に限らないけど,オトコたとかオンナだとか関係なく,好奇心があるかどうかだよなぁ.

  • 何度読んでも、料理をしようとやる気にさせてくれる本。

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著者プロフィール

桐島洋子(きりしま・ようこ)
1937年東京生まれ。文藝春秋に9年間勤務の後、フリーのジャーナリストとして海外各地を放浪。70年に処女作『渚と澪と舵』で作家デビュー。72年『淋しいアメリカ人』で第3回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。以来メディアの第一線で活躍するいっぽうで独身のまま3人の子どもを育てる。娘のかれん、ノエル、息子のローランドはそれぞれのジャンルで活躍中。孫7人。50代から林住期(人生の収穫の秋)を宣言してカナダのバンクーバーに家を持ち、1年の3分の1はバンクーバーでの暮らしを楽しんでいる。また70代からは自宅で私塾の森羅塾を主宰している。80代になり、日本に落ち着く。
『わたしが家族について語るなら』(ポプラ社)、『聡明な女は料理がうまい』(アノニマ・スタジオ)、『人生はまだ旅の途中』(大和書房)『ほんとうに70代は面白い』(海竜社)など著書多数。

「2020年 『聡明な女は愉しく老いる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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