- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877587369
作品紹介・あらすじ
ほんとうのおいしいってなんだろう?自分たちが普段口にしているものがどうやって生まれ、どこからやってくるのか。何を食べるのかというひとつの選択が、自分の体を、そして未来をつくっていく。小さな八百屋が旅して考えた野菜のこと、食のこと。"おいしい"でみんなをつなぐ、八百屋という仕事。
感想・レビュー・書評
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出てくる八百屋さん、農家さん、料理人みんな素敵。日々の食卓を大切にしていこう。
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ともに1979年生まれの同級生男子コンビが始めた小さな八百屋。店舗は持たず「ミコト屋号」という古いキャンピングカーで日本全国の農家を旅してまわり、移動販売で生産者と消費者を繋ぐ。
「単純に野菜を販売するだけでなく、僕たちは野菜に農家さんの想いやストーリーをのせ、コミュニケーションを通じて『価格』ではなく『価値』を高めたいと思っています」。そう語る二人の農家トリップは長崎編、熊本編、徳島編…とワクワク続く。 -
大学を出て会社に入った著者は毎日に物足りなさを感じ、高校時代の友人と移動する八百屋を始めることに。年に数回、自分たちと取引のある農家を訪ね、その人たちの話を聞き、野菜作りに対する想いを胸に野菜を売る。野菜だけでなく、食べることを大切にしている人たちの熱い想いが伝わってくる一冊です。
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著者の行動力に背中を押される思い。
全国色んな場所で、哲学を持って食と向き合っている方々がいるのだなあと刺激を受けた。 -
毎日新聞6/21 1979年生まれの同級生二人が営む八百屋 営業職→農業自然栽培→八百屋 無店舗キャンピングカーで全国まわる その土地の食べ物をそのときの食べ方で味わうためのイベントなども開催 料理人との対談もあり
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ミニコメント
自然栽培を中心とした野菜を届ける八百屋のエッセイ。各産地の農家をめぐって食べることについての思いがつづられています。
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/579412 -
キャンピングカーで八百屋を営む青果ミコト屋。オーガニックや自然農法は安心度は高いが、手間も暇もかかる。生産量に限りができてしまう。売値にも反映される。高いから。ではなく、なぜ高くなってしまうのかを優しい口調で教えてくれる。手間のかかる手法を選んだ農家さんは考え方も様々だ。誰一人おしつけがましいことは言わず、野菜を育み、美味しく食べてもらえることを願っている。旬を感じながら生きることと、今の流通のあり方を考える。