帰ってきた 日々ごはん〈2〉

著者 :
  • アノニマ・スタジオ
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本棚登録 : 109
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877587529

作品紹介・あらすじ

新しい本の撮影。光の強い砂漠の国へ旅したり、からだいっぱいに自然を感じる山の家。雨や雷をときに眺めながら、日々とごはんは続きます。日記エッセイ新シリーズ第2弾。「おまけレシピ」「スイセイ解説ごはん」つき。

感想・レビュー・書評

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  • 単純過ぎる感想だけど、ご飯美味しそう。

  • あとがきにびっくり。
    日記に書けない部分が本当に大変だったんだろうけど、そう思わせない文章。

  • 山の家といったりきたりのお二人。

    あとがきがすこし衝撃だった。
    なおみさんとスイセイさんはこのエッセイのころ、根深い喧嘩をくりかえし、結果的に別居をすることになる。(このエッセイではまだふたりで暮らしている)

    なおみさんのなかにある「しつこさの源」その源にしっかりと向き合うため、なおみさんは神戸へ。

    あとがきのあとのスイセイさんの文章たちにもそのことについて綴られていた。

    お二人が結ばれる前、ふたりともすでにバツイチだったこと。スイセイさん側は双方よく話し合っての離婚ではなく、そのときの傷が癒えてはいなかったこと。

    スイセイさん的には、ふたりの結婚は「結婚ごっご」で、それを10年、20年と続けたら、間柄はどうなるんだろう、という興味であったとか。

    そして、12年たち、「うちはフウフだが、二人の個人だと思う」というひとつの結論に達する。

    夫婦って、なんだろね。
    あらためて、考えさせられた。(わたしまだ結婚してないけど)

    気になったところは秘密メモへ。

  • 別の作品で、既にスイセイさんと別居して神戸に一人暮らしをしていることを知っていたので、この頃(2012年10月~2013年12月)はまだスイセイさんと仲良く山暮らしに希望を抱いていたんだなぁと不思議な気持ち。人の人生って分からない。
    でもあとがきで、この頃には日記に書けなかった二人の根深い喧嘩などがあったとのことで、素直な文章を書く高山さんでも本音の本音は書いてないんだな、そりゃそうだ…となんか納得してしまった。
    今現在の高山さんはまた、私の知らない新たな境地にいるかもしれない。
    ゆっくり追います。

  • このシリーズ、いつ読んでも、ご飯を作りたくなる。
    聞いたことのない想像できないメニューではなく、作るけど、そうか、そんなふうにするのいいかも!と思うアイデアがある。
    でも、仲良さそうだったスイセイさんと、離婚したとは…

  • 日々の日記。日々の最後にごはん。
    山の描写が印象的で、シンとした空気の中の、山のごはんがすごく美味しそうだった。
    文章が短いからなのか、スッと入ってきて、上手だなと思った。
    ただ、個人的にビックリしたのは、トイレって作れるんだ笑、ってところでした。

  • 2016.10月。
    わたしの好きな人。日々、何をして、何を考えて、どう生きるのか。それだけ。それだけがいい。私の日々を、私が感じて、私が喜んで、私が大切にして、じっくりじっくり生きていく。しばらく高山さんの世界に行ってきます。

  • 2017/11/24

  • 高山さんが最後に、どちらかと言えば良くない意味で自分の中の「しつこさ」について取り上げているけど、それがあるから、「料理=高山なおみ」のようなものすごい本が生まれるのだろうし、高山さんがただのおだやかでスローライフを楽しむ人だったら、こんなにたくさんの人たちが惹かれることはなかっただろうと思う。

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著者プロフィール

1958 年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感に裏打ちされた文章への評価も高い。著書は、経験や体験に裏打ちされた料理書や料理エッセイのみならず紀行記や日記、絵本など多数。

「2023年 『帰ってきた日々ごはん13』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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