- Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877587819
作品紹介・あらすじ
1990 年に刊行されて以来長らく絶版だった絵本をテーマにした対談集『素直にわがまま』(1990 年偕成社刊) が待望の復刊です。長新太さん×五味太郎さんの対談にはじまり、絵本作家、小説家、詩人、編集者ら現在も活躍している18 人の、時を経てもゆらがない信念と言葉。絵本とは、読者とは、ものづくりとは、仕事とは、芸術とは、人生とは――対談を通して、「絵本」を越えたヒントがもらえる、宝箱のような一冊です。
「絵本」とは、作家がどのように世界を見ているかそのものです。絵本作家の五味太郎さん、長新太さん、林明子さん、コピーライターの糸井重里さん、作家の高橋源一郎さん、佐野洋子さん、詩人の谷川俊太郎さん、小説家の江国香織さん、吉本ばななさんなどなど、現在も活躍される18人の方々の、28年の時を経てもゆらぐことのない信念と言葉の数々。絵本とは、読者とは、ものづくりとは、仕事とは、芸術とは、人生とは。対談を通して、絵本や本を越えたヒントがもらえる、人生の羅針盤となる一冊です。
感想・レビュー・書評
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絵本のこと は むろん
描くということは どういうこと
モノを見るとは どういうこと
人の聲に耳を傾けるとは どういうこと
自分の思いを伝えるとは どういうこと
人が生きていくとは どういうこと
などなど…
「絵本」作家たちの
一人語りではなく
二人での対談という形であるがゆえに
丁々発止の中に
それはそれは 奥行きのある
味わい深い お話が
そこかしこからあふれ出してくる
対談の合間に、
時々入ってこられる
「編集部」の松田素子さんの
合いの手 が 絶妙です詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵本のこと…というか、作家の方々のこれまでの歩みや人生観、価値観が語られている一冊です。
五味太郎さんとか、かなり芸術家肌なんだなぁと驚きました。五味さんと黒井健さんが、宮沢賢治や新美南吉について語っておられる部分が、こういう解釈もあるのか、と新鮮でした。
あと、佐野洋子さんのサバサバ感!沢野ひとしさんとの対談は沢野さんの悩み相談みたくなっちゃってて、「あんた、何をビクビクしてるわけ。だいじょうぶだよ。」と一蹴されてました。
作家の方々の性格がよくわかって面白かったです。 -
もう本当に、復刊ありがとう!!!!!
28年も前の話とは思えない瑞々しさ。
宮崎駿のとこも入れて欲しかった…。
長新太さんのとこ読んでたらちょうど長さんの誕生日でびっくりした。
絵本はためにならなくったって全然いいのだ。
ツーショットの写真も、いちいち良い。 -
2020.9
絵本に関わる人たちの対談。ちょっと古いのが逆に新鮮で。言葉を書く人、絵を描く人、編集する人、感性はこんなにも違う。一読ではとても全ては理解しきれない絵本に関する深みのあるお話。大人が子どもの本を作る矛盾や難しさがひしひしと伝わる。みなさん大人も大人でその道のプロ。だけど奥にある子ども心を忘れていない人たち。絵本以外で長新太さんが語る言葉を読んだのは初めてかもしれない。やはり別格だなと思った。
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読了。絵本に関わる仕事をしている人たち(五味太郎、佐野洋子、谷川俊太郎…)による対談集。どの対談も面白かったんだけど、30年近く前に出版された本の復刊ということで、すでに亡くなった方も多く、存命の作家も立場が変わってしまっている。
時代背景としても、30年前というのは絵本の業界に閉塞感があったことが伺える(いまは出版界全体に閉塞感があるわけだが)。私が絵本を読むようになったのは子どもができたこの15年ほどのことだけど、今は当時よりも絵本の地位が上がって、評価されるようになっているのではないかと思う。絵本のことを子どもが読むものだと決めつける価値観はもう古いよね。
とはいえ、根底の部分で全然変わらない価値観もあり、職業人として、アートとの関わりについて、葛藤がみられて興味深かった。とくに五味太郎さん黒井健さんのはかなり読みごたえがあった。 -
20年以上前の本だそうです。復刻版
なかなk面白い企画だと思いますが、
ちょっと難しいというか絵本のことは
あまりわからないので読みづらい部分もありました。
でも、なんとなく深い内容もあり
そういうところは面白いと思いました。 -
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■市立図書館バックステージ通信 第88回 松田素子さんに聞きました!
大阪市立図書館メールマガジン第100号 - 大阪市立図書館
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