- 本 ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877588724
感想・レビュー・書評
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絵柄は好みじゃないけれど、ストーリーの先が気になってたまらない体験は理解出来る。夏休みの宿題が本を読むだけだったから、良かったのかも。(日本みたいに感想文を書かないといけなかったら本嫌いになりそう!)
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夏休み前にさりげなく子ども部屋に置いておきたい、本のちからを感じられる絵本。スマホやゲームや音楽が大好きな女の子が、宿題だからと仕方なしに本をめくってみると、みるみるうちにーー。
時がたつのも忘れて本の主人公になりきる様子や、どこでも続きを読みたくなるほど本に夢中な様子には、うんうんとうなずけた。
子ども読者はきっと、これを読んだあとに別の本も開いてみようかなという気持ちになれるはず。マンガでもかまわない。
メガネでそばかすの女の子は、かつての自分であり、今の自分でもある。
ーー見かけは地味だけどあなたなら大丈夫、これからいろんな冒険をして熱くなれるよ、と声をかけたい。
わたしがいろんな世界を目の当たりにしてこれたのは、幼少期からの読書による追体験のおかげだ。言葉では伝えにくい感覚だけれど、この絵本なら説教じみずに本のきらいな子にも届くだろう。
読書にはまる原点、想像しながら読む楽しさを、本作は女の子の冒険を通してユニークに伝えてくれる。
マリアホさんの作品に特徴的といえるピンクの差し色は、前作"LOST"につづき今作でも使われている。何ピンクという名前だろう。このピンクをみると元気がでることもあり、近々また読みたくなった。
でも、つぎは子どもの番。
目につくところに置いておこう。