ケイゾク/小説 完全版

著者 : 西荻弓絵

• 光進社 (1999年12月1日発売)

作品紹介・あらすじ

本篇では解き明かされなかった数々の謎が今、ひとつになり真実が姿を現す。迷宮入り事件のみを扱う警視庁捜査一課弐係。IQ199東大卒の警部補・柴田純、元特殊捜査班の真山徹を中心に風化した難事件を呼び起こしていく。「特別篇」と未発表の「断片化された無数の想い」を加え新たに書き下ろした1冊。深まる謎の数々。秘められた過去は少しづつ彼らの人生を浸食していく。

感想・レビュー・書評

[クロワッサンさんの感想 · 2021年5月14日]

ドラマのノベライズ作品。
キャラクターが面白い。
映像が先にあって、それを文にしたからか、
少々読みにくかった。
復讐は根深い。

[山本 あやさんの感想 · 2013年10月9日]

捜査一課が音を上げた迷宮入り事件を建前上
「捜査鋭意継続中」の構えで作られた部署「ケイゾク」。

未解決事件のファイル収納倉庫の中にある
静かでだらしない時間が流れる警視庁捜査一課弐係。

東大卒で、9歳の頃から迷宮入り事件をスラスラと
解決してしまう頭脳の持ち主にして変人「柴田」。
辛い事件を抱え、自分が死ぬための狩りを続ける男「真山」。

難事件の陰で複雑に巡らされた糸と闇の
点と点が合わさっていく面白さにぐいぐい惹きこまれる。

人の記憶や感情の脆さ。
家族を殺され、誰も信用できず、
すべてを疑い苦しんできた人たちの想い。

人が人を想い、人が人を憎む。
交錯する無数の思い、無数の罪、無数の罠
夢と現実、生と死の狭間で最後に残る想いの断片。

西荻さんの世界はいつも中毒性を孕んでいて蠱惑的!

[ss512（試）さんの感想 · 2023年1月13日]

文庫版には収録されていないSPの「死を契約する呪いの樹」と、ドラマ最終話とSPの間を描いた「断片化された無数の想い〜その数片」を読了。「断片化された無数の想い」では、弐係の面々の過去・現在の日常を覗き見。朝倉についても深掘りしている。不気味。「呪いの樹」では新キャラも加わり、そこに名前を書かれた人が必ず死ぬという呪いの謎を解く。背後にはヤツの存在がいて、全ては彼の手の平の上。朝倉とは何者なのか？？？

[明太子さんの感想 · 2019年3月1日]

真山死ぬんかい！！！！
ドラマも映画も見たことないので、声デカババアになるしかなかった。
コメディで、だいたい一話で一事件解決して読みやすい。キャラクターが濃くて魅力的 ただ
味方ほぼ死んどるやんけ！
↓
生きてたのォ！？
↓
だが真山は死ぬ

コンボで気持ちがやられた。最後までコメディ色混ぜといて…そんな…

[tomoyasuさんの感想 · 2015年11月16日]

ドラマが好きすぎて買いました。

[ゆきなさんの感想 · 2015年2月27日]

【538】

登録忘れ。
ドラマ見たい。

[marumedaisukiさんの感想 · 2013年6月24日]

最後の方はどうなんだろう？
読み切れなかった。

[言音さんの感想 · 2013年5月21日]

ドラマをレンタルして観たので読んでみた。

ドラマではわかりにくかった場面や台詞が理解できた。
特に、彩と斑目の関係。そういうことだったのか。

第十二章の登場人物たちの家族から語られる、それぞれの日常が面白かった。
柴田のお母さん天然過ぎる…。

最後、消えたのは彩？どうなったんだろう。

[lhasa0926さんの感想 · 2012年8月23日]

ケイゾクは、かなり好きなドラマのひとつでもあり、そのドラマのノベライズ。
一応、推理もののサスペンスだけれども、それよりも主人公を取り巻く周りの刑事一人一人の個性や背景がとても面白い。
最終的には、この話はまだ終わっておらず、まだ続きがあるというか、続きを書いて欲しい。
是非、ドラマも見ていただきたい作品。

[buxtonjapanさんの感想 · 2012年3月5日]

ドラマも小説も良い!!

著者プロフィール

脚本家。代表作に「ケイゾク」ほか

「2020年 『SICK'S 厩乃抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」