成功哲学

  • きこ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877710170

感想・レビュー・書評

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  • 昔から、ナポレオンヒルの本は読みたいと思っていたけど、いつでも読めると思って来て今に至ってしまった。
    でも、それがかえって良かったと思う。
    若い頃の僕では、きっと理解出来なかった。
    心の平安を求める事の重要性なんてわからなかった。
    今も理解しているとは言えないけど、少なくとももっと積極的に仕事に取り組むことができそうな気がしてきた。

  • ナポレオン・ヒルの著書をいつか読んでみようと思い、初めて手を取った一冊。他の著書を先に読めばよかったのかもしれないが、書いてあることを素直にそのまま受け入れられなかったというのが正直な感想。どうしても偽善や理想論に思えてしまう。内容に説得力や共感を感じられなかった。様々な人のエピソードを交えているが、事実だけが述べられていて、その背後で働く原理などが深く語られていない。なので「はぁ、そうですか」というような醒めた気持ちしか持てなかった。もう少し年を取って様々経験した後に読み返してみようかなぁと思う。

  • 以前勤めていた会社の社長から薦められた本。
    当時は、本屋で少し立ち読みをしただけだったが、
    転職してから5年くらい経って、ふと読んでみようと思って買ったら、凄い。どんどん自分の中に入ってくる。

    本には、人それぞれ、読むべきタイミングがあると思う。

  • 大学1年の時に読んで、とっても影響を受けた本です。
    「人にやってほしいことを人にやりなさい」
    「思考は現実化する」

    自己啓発の本って共通する内容が多いかと思いますが、
    ここに書いてあることが自己啓発の中でもベースとなっているような気がします。

  • 成功、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありも認めた目標を黄金軸にそって実現させていく
    人間は心の自治権を持っている
    他人にも影響を与えている
    エジソン、最初は劣等生
    アンドリューカーネギー、世界の鉄鋼王
    権威者に才能がないと言われようが自分を貫け
    今までやってきたことを振り返るのではなく、これから出来ることを見通す
    自分の心の城の壁の高さは自分で決められる
    自分の名前で好きな事ができる
    自制心は誰もが持っていない
    自分を見失わない
    管理人にいじわるされて気づく
    自分より下としても自分の能力が下がっていたらそれ以下だ
    怒りは書くことで解消できる
    逆境は貴重なレッスン
    成功者は信じている
    自由、平安な心は無限の力を秘めている
    代償の法則、貸しは必ず返される
    富を分け与えることで自分も得ることが出来る
    寄付は上手く運用できない人の手に渡る
    多く与えるほど返ってくる
    富は人生に良いものをもたらす唯一のものである
    他人を犠牲にすることが自分を犠牲にすることに繋がる
    強欲、恐怖、狭量、利己主義、情欲、怒り、憎しみ
    信頼しろ、優柔不断に生きるな
    取る事をやめて与えることをすれば人生が変わる
    黄金律、自分がして欲しいことをする
    1度信頼を与えればまた次からも頼られやすくなる
    批判をしているのは一部の人間。
    自我が安い古い服を着ることを下がる
    成功意識が成功をもたらす
    代償は必ず必要
    恐れを抱かなければ心は自由で居られる
    PMA、積極的心構え
    これを持つ人は他の持つ人から恩恵を得る
    波長が合う

  • 人間の心が信じるならば、人はそれを達成することができる。

  • 「すべての不運はそれに相応するか、それ以上の利益の種子を運ぶ」

  • 黄金律に従って生きる。
    ナポレオンヒルの本を読んでいるおかげか、心がとても穏やかになった。心の安定は本当に大事だ。読むべき。

  • 396ページの「サクセス・エッセンス⑭」が本書全体のまとめになっていて役に立つ。

    1. 自分の心を知り、自分の人生を生きよ
    人生で成功するには、自分の心を完全に把握し、これこそが自分のものだという確かな信念を持たなければならない。自分の脳力を信じること——それが人生での成功のスタートであり、逆境を乗り越え、強固な精神的城塞を心の中に築く要諦である。

    2. 成功とは、自分自身の人生を生きること
    あなたの人生で、自分自身でいること以上に大切なものはない。満足する仕事に就いていながら、目先の金につられてそれを手放し、やがては裕福であるにもかかわらず心の平安を失ってしまうようなことのないよう、気をつけるべきだ。
    あなたは、他人の主体性を傷つけずに、その人の手助けができるはすだ。良くも悪くも、ほかの人が、あなたの理想と一致すると思ってはいけない。
    最高の自分自身でいるための方法とは、常に自制心を働かせることだ。そうすれば怒りや敵意の結果に傷つくことはないだろう。
    あなたの心だけが、あなたの唯一の主人なのである。自分の思いどおりに人生を生きるようにすることだ。
    しばらくの間、自分の好きなことだけをやってみることが大切である。忍耐強く、心の平安を探してみよう。
    この素晴らしい資質は、何日も進歩を重ねて得られるものである。自分自身になるための確固とした、力強い方法について読み返してほしい。

    3. あなたのすべてを左右する信念の力
    人間の心が信じられることは、何であれ、人間の心が達成できる。これが“大いなる秘密”である。願いは心の表面に浮かぶものでしかないが、信念はあなたの一部となって消えることがない。自分の欲する信念をつかみ、それをあなたの潜在意識の中に植えつけよう。するとあなたの潜在意識は、あなたがその信念に向かって行動するように仕向けてくれる。信念の力の限界は、いまだに科学で解き明かされていない。それは、身体に医学的に説明できない変化を引き起こすことすらある。
    人間の心は今や、人間性と人間の住む世界そのものの進化を促すことすらできる。この力強いプロセスに、あなたも人間としての力を残らす使って参加する資格がある。
    暗示の方法を用いて、潜在意識にいかに信念を植え込むかについて読み返してほしい。

    4. 富を分かち与えると、よりいっそう多くの富を得る
    利益を他の人々と分かち合うと、あなたはその人々の債権者となり、当然、その「貸し」はあなたに返される。ビジネスであれ、家庭での夫婦関係であれ、「相手に対するサービスの心」が、双方によりいっそうの利益をもたらすのだ。これが、富が富を呼ぶ秘訣である。

    5. 過去の扉を閉じよ
    一見、逆境と不幸・不運に満ちているように思えるこの世界そのものが、実は大きな利益を生む母体であることを知らなければならない。「逆境の中には、すべて、それ相応かそれ以上の大きな利益の種子が含まれている」ということである。不幸なときというものは、後の大きな幸運のための種蒔きのときなのだ。失敗のことを話していると失敗しかやって来ない。だから常に、成功のことを話すことだ。

    6. 心の内に宿る無限の叡知の声に耳を傾けよ
    誰も、自分の努力だけで成功を築き上げるわけではない。尊大さは良心を傷つけ、かえって本当の自分を失わせるが、自分についての本当の視野を得て、謙虚に振る舞えば、逆に心の平安がもたらされる。
    最終的には何も問題ではない。この世界は一時的に問題が生じても、人がこの世を去るときにまで問題が残ることはない。死は誰にでも平等にやって来るからである。
    「人生のジャングル」の中には、目に見えない観察者がいることを忘れてはならない。ジャングルの向こうで待っている、人間に利益をもたらす大いなる叡知は、さまざな条件を満たした者にだけ与えられる。あなたの人生の経験は、あなたが自分で楽しみ、人に分け与えることができるものだ。
    人生の敵のリストを読み返してほしい。日々、生活していく中で、それらを一つひとつ克服していってほしい。

    7. 心の中に富を築こう
    自分の可能性を信じ、努力を怠らない人間には、必ず富がもたらされる。身のまわの可能性は、有効に活用しないかぎり、富にはならない。そして富にしがみつくことは、むしろその冨を失うことになりかねない。与えるものには制限をなくし、受け取るものには制限を設ける。「黄金律」は、イエスキリストの時代から言われてきたことだが、現在でもなお、相手の必要なものを与えれば、真の導きの役割を果たしてくれる。
    相手の必要なものを与えれば、あなたは「黄金律」を正しく理解することになる。
    人生に「黄金律」を取り入れたことのない人には、その性格に対する影響がはっきりと見えるはすだ。人間のサ—ビスは一般的に、それらに支払われているだけの価値があり、人間は自分に対して値段をつける方法を持っている。「黄金律」をごまかすことは絶対にできない。いかにすれば「黄金律」が効果的に働くのか、読み返して覚えてほしい。

    8. 金の主人は誰だ?
    金が心の平安の邪魔をするようなら、必要以上の金は捨てるほうがよい。使いきれる金の何倍もの金を得るためにあくせくすることをやめれば、逆に、思ったよりも多くの金を得ることもできる。が、無駄使いはやめよう。節約も富への道である。

    9. 恐怖を取り去れば、自由な生き方ができる
    あなたの心には、願望を実現させる無限の力がある。しかし、恐れを抱くと、否定的で破壊的な力に圧倒されることになり、恐れを抱かなかったときよりずっと多くの害が及ぶことになる。逆に信念は、最高の生命維持力であり、心の自由をも保って、成功への大きな支えとなる。

    10. エンスージアズム(熱意)が人を、そしてあなたをも動かす
    エンスージアズム(熱意)を込めずに言っても効果は得られないが、同じ言葉を熱意を込めて言えば、100パーセントの成功がもたらされる。エンスージアズムは何を売り込むときでも役に立つが、不正直なことや、顧客に対する配慮不足の埋め合わせにはならない。エンスージアズムはエネルギーの大きな泉を開けてくれる。逆に否定的な用い方をすれば、同じくらいに逆効果にもなる。
    あなたのエンスージアズムを目標に集中させることだ。もし自分の目標が正直なものでない場合は、エンスージアズムの魔法の力はきかない。自分について、広い視野を持ち、はたして自分がエンスージアズムを駆き立てる人間かどうかを確かめよう。自分の望む仕事に就くためのやり方を読み返してほしい。

    11. 成功のためのパフォーマンス
    健全な自我、強い自我は、どのような制約をも乗り越えることができる。きわめて個人的なものとはいえ、自分の望む方法で自我を主張することが成功を呼び寄せるものだから、常に、健全・強固な自我を維持するべく注意すべきである。

    12. 「代償」を支払うことを怠るな
    エマースンの「代償」についてのエッセイは、富を得たいと思う人にとっての必読書である。あなたが誰かに与えれば、それに「代償の法則」が働いて、報いが必すあなたにもたらされる。もっとも多少の時間はかかるかもしれないが……。良い行為に対する報いもあるが、悪い行為は罰をもって報いられる。目には見えないが、沈黙の力が絶えず私たちに影響を与えていることを忘れてはいけない。
    「代償の法則」を学べば、他人を羨んだり、他人の弱みにつけ込んだりしようとはしなくなるものだ。哲学はときに「浮き世離れ」したもののように思われがちだが、本当は実用的かつ積極的なものである。本当の哲学者とは、人間の気持ちを動転させたり、挫折させたりするようなことがあっても、問題の本質を考えることで出口を見出すものだ。エマースンの引用部分をよく読み返してみよう。

    13. 富と平安をともにもたらす基本的な心構え
    積極的な心構えを維持すれば、人生は「イエス」と答えてくれる。確固とした願望や目標を持って、その積極的な心構えをコントロールしよう。

    14. 心安らかに、最高の自分を生きようではないか
    心の平安を見つけたがっていた金持ちは、無数の人々に富と心の平安を与えることのできるビジネスの方法を知った。それは、われわれの経済社会に応用される「黄金律」である。
    私たちは、造物主の存在を知っている。また、人間は、その数三万に及ぶ神々を造り出してきた。はたしてこれらはすべて正統なのであろうか?迷信ではない造物主の意味を理解してほしい。心の平安のための考え方は、人類の叡知の集大成である。人間の心は力を持っており、これは使うべき力なのである。

  • 品川Lib

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著者プロフィール

1908年、駆け出しの雑誌記者時代に、アンドリュー・カーネギーと出会う。カーネギーの要請で万人が活用できる成功の秘訣の体系化に着手。カーネギーの尽力もあり、著名な500名以上の各界成功者が共同作業に携わる。20年後の1928年、初期プログラム完成。そして実践の場での有効性を調査し、再び検討を重ねて52年後の1960年に、遂にPMAプログラムを完成(80年後の1988年に新版完成。日本語版はこの新版による)。この間、ウッドロー・ウィルソン大統領の広報担当補佐官、フランクリン・ルーズベルト大統領の顧問官を務める。また、講演家としても活躍。大富豪の一人としても、その名を残している。ナポレオン・ヒル財団設立後、1970年87歳で没。

「2020年 『新装版 成功哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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