仕事は楽しいかね?

制作 : 野津 智子 
  • きこ書房
3.78
  • (484)
  • (615)
  • (612)
  • (108)
  • (19)
本棚登録 : 4929
レビュー : 660
  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877710781

作品紹介・あらすじ

大雪で閉鎖になった空港で、偶然出会った老人の問いかけに、動揺してしまった35歳の"私"。日々の仕事にゆきづまりを感じ、未来に期待感をもてない私に、老人は一晩だけの講義を開始した。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「きみはこれまでまぐれを生かせてきたかね?」

    大衆はリーバイスやコカ・コーラなど成功につながった「まぐれ」の例を、単にその人はツイていた、ラッキーだったと考えて納得してしまう。
    その人たちは「特別」ツイていた訳ではない。飲み薬がコーラに、帆布がジーンズになり・・・ベルクロ(マジックテープ)の発明だって、オナモミがどうしてズボンにくっつくのか・・・諦めずにそれを解明しようとした副産物なのだ。ポストイットも不完全な糊を有効に生かした発明である。

    『何もするな、そうすれば素晴らしいアイデアがやってくるだろう』ではなくて『<あらゆること>をしろ。素晴らしいアイデアは、どこからやってくるかわからないのだから』

    変えることは難しいが、試すことはたやすい。それなのに皆、試すことをしない。だから平均以上ではあっても、それ以上にはなれない。

    新しいアイデアは古いアイデアから生まれる。もっともらしい言い訳を新しく生み出すにはどうすればいいか。
    今までにあった様々な言い訳をシャッフルし、組み合わせればそれはもう新しい言い訳になる。古いアイデアだと思って放っておいたところから、新しいアイデアは生まれる。

    試してみることに失敗はない。
    変えなくてもいい。試すだけでいい。
    明日は昨日と違う自分になること。= 試すことを続けるということ。


    ある目標を定め、うだうだと機会を伺っていても、世の中はその目標が達成されるまで待っていてはくれない。
    適切な時や完璧な機会なんてない。すぐパッと始めること。

    サンタさんのような表紙のおじさんが印象的で気になっていたビジネス本。起業を考えているとか、そんな訳ではないけれど生き方として読んでおいて損はない。

  • 「試す」ことに意味があり、大概の場合は「試す」ことを失敗するのだ、ということには説得力があった。「試す」ことにはリスクがつきものだが、もし失敗したとしても「試す」前の状態に戻すことが正解だ、ということがそこで発見できる。

    完璧であろうとすることにも無理がある、ということにも説得力はあった。完璧というものは存在せず、「より良くなる。」ということが大事だ。なぜなら完璧には終わりがあり、それ以上の進歩は見込めない。完璧だと思った瞬間こそ、次のステップへの道筋を探さなくてはいけない、ということか。

    理屈には頷けるものが多かったが、話が冗長なのが気になった。

  • 一生涯の友にしたい一冊。

    自分の様なライフハックにハマてるロジック至上主義者には、衝撃的な啓示。

    メンターが若き悩めるビジネスマンを救う、ビジネス小説によくある設定だが、序盤から予想を裏切る展開。


    管理?目標?

    そんなもの捨ててしまえ。

    君に必要なのはそんなものではないよ。


    小説としてストーリーも面白く、ノウハウも即日実行できて、しかも効果的。

    これを人生の主軸にしよう、と思わされました。

    もっと早く読んでおけば…と思いつつも、若い頃では理解出来なかったかも、とも思う。

    すぐに答えを言わず、豊富な事例を題材に読み手に考えさせる手法が新鮮で好き。

  • コカ・コーラ、リーバイス、心肺蘇生法の話が面白かった。

    『何もするな、そうすれば素晴らしいアイデアがやってくるだろう』ではなくて『<あらゆること>をしろ。素晴らしいアイデアは、どこからやってくるかわからないのだから』

    こういう自己啓発本は読んだだけで賢くなってしまった錯覚に陥ってしまうので、じゃあこれを読んだところでどう実践してくかってのが難しい。

    とりあえず、一見くだらないアイデアに思えるようなものの中にも何かチャンスが埋まってるかもしれないし(コカ・コーラみたいに)、なんでも素直に受け止める真摯さを持ってみよう。

  • サンタ的なおじさんの表紙とタイトルが印象的なこの本は前から気になってたんですけど、なぜかこのタイミングで購入。ほんとはNaverの中でAMAZONで年間100万使う私が選ぶ本10冊、を探しに行ったんですけど、一番読みたかったものがなかったりいろいろの要素があった上であえてこの本を購入。
    ポイントとしては、「とにかく試す」「チャンスを増やす」の2点に限るような。成功した人は、常にチャレンジをし、チャレンジをすることでチャンスを増やして成功をつかむ、と。ひらたく言うとなんてありきたりなw と思いつつも、『チーズはどこへ消えた』や『夢を叶えるゾウ』のように、物語調になっていて、その中に教訓をちりばめるというスタイルの進め方は読みやすくておもしろかったです。
    でも内容は実用書ですね。『ザ・シークレット』とも同じだなと。自分の不満や問題点を上げる、見直して解決策を探る、その解決策をいろいろ試す、その中にチャンスは転がっている、ということでした。
    結局は、自分がこうしたいと思うことを徹底的にやり抜けるかどうかですよね、と思ったのでした。

  • P.39
    今日の目標は明日のマンネリ。
    明日は今日と違う自分になる。

    P.41
    毎日変わっていくんだよ?それはただひたすら、良くなろうとすることだ。人は違うものになって初めてより良くなれるんだから。

    P.44
    成功する人たちはね、自分がどこへ向かっているかということはわかっていない。ただ、遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守ろうと思っている。

    P.49
    試すことはあっちにぶつかりこっちにぶつかり、試行錯誤を繰り返しながら、それでもどうにかこうにか、手当たり次第に、あれこれやってみるということだ。

    P.84
    適切な時とか完璧な機会なんてものはないということ。
    これはこの場でただちに始めるということだ。

    P.88
    何かをやってみて、それがろくでもないアイデアだとわかったとき、君はもとの場所に戻ることは絶対にない。必ず何かを学ぶからだ。

    P.129
    できることはどんどん変えてごらん。みんなが、君が変えていることに気がつくくらいに何でも変えるんだ。好奇心を旺盛にすること。実験好きな人だと評判になったら、みんなのほうからアイデアを持ってきてくれるようになるよ。

    P.149
    試すことは簡単だが、変えるのは難しい。

    P.157
    新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。

  • 2時間程度で読破。試すことは楽しいこと。まずは試すこと。アクションを。時間を置いてまた読み直したい作品。

  • 目標に固執するのではなく、変化し続けること、試し続けることの重要性を説く。ダーウィンの進化論で、強い者が生き残るのではなく、変化に対応できたものが生き残るに通じる。また、セレンディピティにも通じる。

    7月2日読書開始7月8日読了。本文は160ページ程度しかなく、あっさり読める。

    こちらで見つける。
    http://rirema.doorblog.jp/archives/1342115.html

    目次
    第1章 仕事は楽しいかね? 10

    第2章 人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらないことが<何度も>繰り返されていくのだよ。 22
    025 彼は現代の状況を職業的スタグフレーションと名付けた。かつての社員は、責任が重くなればその分、報酬も増えた。しかし近ごろでは、ますます多くのものが要求されるのに、給料はあがらなくなっているのである。

    第3章 試してみることに失敗はない 28

    第4章 明日は今日と違う自分になる、だよ 30
    035 みんな、人生のある時点で仕事に対する目標を変えた人たちだ。
    039 今日の目標は明日のマンネリ。

    第5章 これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」というのがね。 40
    043 エンジニアだったスティーヴ・ウォズニアックもアップル・コンピュータというのを組み立てて、自家製コンピューター・クラブの仲間に見せた。大きな目標なんかない。ただ自慢げに見せただけ。そのコンピューターを売るというアイデアさえ、ウォズニアックのものじゃなかった。友だちのスティーヴ・ジョブズにぜひそうしろとアドバイスされたんだ。
    049 僕は、たった一つしか目標を持っていない。毎日毎日、違う自分になること。

    第6章 必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ。 52
    コカ・コーラ
    チョコチップ・クッキー
    リーバイス

    061 多くの人が、”計画どおりの結果になるものはない”という使い古された決まり文句にうなずくのに、相変わらず大勢の人が計画を立てることを崇め奉っている。

    第7章 目標に関するきみの問題は、世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーと待っていたりしないということだよ。 62
    067 「ブレイクスルー」(世界を変えた新商品を生み出した)16の企業は、持つべき姿勢をしっかり育てて、それから画期的な成功を収めたんじゃない。画期的な成功を収めて、それから持つべき姿勢について、もっともらしい話をしたんだ。
    072 目標や夢がないからという理由で失敗した事業を、僕は知らない。おもしろいことに、夢や目標こそが成功の秘訣だということは数え切れないくらい耳にするけど、いざその夢なり目標なりを実行に移して市場に入り込むと、十人中九人が失敗する。ろくでもない秘訣だね。
    075 成功するというのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ。

    第8章 きみたちの事業は、試してみた結果失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落してたんだ。 78
    087 ある事柄が完璧だと決め込んでしまったら、その事柄はそれ以上よくならず、ライバルに追い抜かれるのをただ待つだけだ。”完璧とは、ダメになる過程の第一段階”ってことだ。

    第9章 あの実験で学ぶべきことはね、「あらゆるものを変えて、さらにもう一度変えること」なんだよ。 90
    第10章 それはね、「あるべき状態より、良くあること」なんだ。 100

    第11章 もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね? 114

    第12章 覚えておいてくれ。「試すことは簡単だが、変えるのは難しい」ということを。 132
    148 解決策というのは、後から振り返ってみれば、簡単に見つけられそうに思えるものだってことを。

    第13章 新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。 152

    第14章 きみが「試すこと」に喜びを見出してくれるといいな。 164

    エピローグ 169

    謝辞・情報源・参考文献 174
    ジャック・ミンゴ著「あなたの知らないヒットブランドの本当の話」
    スティーヴン・ケイニー著「The Invention Book(発明のおはなし)」

    訳者あとがき 180

  • 非常に印象的なタイトルである。そして内容の方も印象的だ。日本のサラリーマンで自分の仕事が楽しいと感じられてる人はどのくらいいるだろう。あるいは自分の人生が楽しいと感じられる人はどうだろうか?

    現代では「効果的」な方法がまるで宗教のように信奉されてしまっている。でも、それって本当に正しいの?と考え込んでしまうときがあるだろう。

    あるいは、自分の人生にはチャンスがまったく巡ってこない不運な人生だと考えている人もいるかもしれない。

    そういう立ち止まりに読んでみると、ふっと人生に対する視線が変わってくる感覚を与えてくれる本である。

  • 試し続けること。
    その試すことは一度にたくさんしてもいいこと。
    いいんだ、と思えるととにかくやってみようと思える。

    心理学実験だと、何が影響したか突き止めるために条件はひとつしか変えないけど、人生の実験はそうじゃなくていいんだね。
    やりたいこと、やってみたいこと、変化を厭わずにやってみればいい。

全660件中 1 - 10件を表示

仕事は楽しいかね?のその他の作品

仕事は楽しいかね? (きこ書房) Kindle版 仕事は楽しいかね? (きこ書房) デイル・ドーテン
仕事は楽しいかね? Audible版 仕事は楽しいかね? デイル・ドーテン

デイル・ドーテンの作品

仕事は楽しいかね?を本棚に登録しているひと

ツイートする