思考は現実化する〈下〉

  • きこ書房
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本棚登録 : 1035
感想 : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877713171

感想・レビュー・書評

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  • しばらく前に職場で大きな人の動きがあったとき、ふと頭に浮かんだこと。
    そういえば、自己啓発書とか、ビジネス書って、今までちゃんと読んだことなかったなあ。
    何かについて知りたいとき、だいたいは本を読むのに、日々のほとんどを費やす仕事については灯台もと暮らしだったのかも……。
    というわけで、少しでも心の支えを探すべく、自分の中で開催が決定された“自己啓発書・ビジネス書の古典や定番を読もう!キャンペーン”。
    第一弾として昨年読んだデール・カーネギー『人を動かす』が面白かったので、第二弾はこちらを。

    著者ナポレオン・ヒルはアメリカ人。鉄鋼で財を成した実業家アンドリュー・カーネギー(※上記のデール・カーネギーとは別人)の命を受け、主にアメリカの経済的成功者にインタビューを行い、20年かけて抽出した成功ノウハウの概要をまとめたのが本書、ということである。

    「ということである」、というのは、読んでいてどうも私には著者が行ったというインタビューが、現実味をもって感じられなかったから。
    本書の書き方は、例えば
     成功するには失敗を失敗と考えないことである、
     Aが成功したのは失敗を失敗と考えなかったからである、
    という具合なのだが、成功者たちがどんな時に何を考えて行動し、それをどんな風に自分の言葉で表現したかをもっと読みたいのに、という気持ちを終始ぬぐえず。
    (この本を好きな方、ごめんなさい。)

    とはいえ、本書の不思議なところは、読んでいる内に、成功者へのインタビュー云々は、実はそんなに重要じゃないのかも……と思えてくる点。
    富を得よう、富を得たいという言葉がオブラートにつつまずに何度も繰り返されることに最初おどろくものの、いつしか慣れて、信念をもて・想像力を働かせよ・明確な目標を紙に書き具体的な実現手段を考えよ、などのメッセージを読むごとに気持ちが高揚してきて、本当にそうなのかも、と思えてくる。
    自己啓発書って、そこに書いてある言葉を頭に通すことで受ける一種のセラピーのようなものなのかな。
    だから、書かれている内容の具体性や客観性よりも、メッセージが伝わることや勢いが重要なんだろうな。

    そして、望まれているよりも多く人に奉仕せよ、という言葉が、本書ではあくまで自分の目的を達成し、自分自身の主導権を握るための手段として提案されている点が最も印象的だった。
    この意味を含んだメッセージは、本が書かれて80年ほどたった今の日本で働く私もしばしば耳にするけれど、自分で自発的に行うのか、人から求められて行うのかで、180度意味が変わると思う。
    例えばコピーを頼んだとして、それをこちらがリクエストした以上に丁寧にまとめてもらえたらもちろん嬉しいけど、それを例えば朝礼(?)などで気を効かせ合おう、などと推奨することはなんか違うというか。
    この本の原型がアメリカで発表されたのが1937年。
    本書の様々な提案は、現代の日本社会でも浸透しているけれど、その分もとの意味と離れて言葉が一人歩きしていることがあるのかも。
    奉仕は誰かを動かすために使う言葉じゃないこと、人から求められても鵜呑みにしないこと、そして、無意識にでも人に対して自分がそれを求めることがないように、よくよく覚えておこう。
    まあ、偉そうに言ってみても、また職場に行って、メールやら電話の対応にオタオタしている内に、頭から吹っ飛んじゃうんですけどね。

    世の中には色んな種類の本があるんだな、何事も元をたどってみることは大事だなと思わせてくれた上下巻2冊でした。

  • 上下巻ものだが、下巻にエッセンスが詰まっている。どこから読んでも支障のない構成なので、下巻から読むことがおすすめ。

  • あれをやれとかこれはやるなとかうるさい。自分がどれだけ偉いのか。ただ、たくさんの成功者に共通するものなので、もっともだと思うこともあった。プラスアルファのことをしろとかほんとにそうだな。おれは、弁護士になる。とにかく、色々なものを犠牲にするかもしれないけど、大切なものは握りしめて、風に乗ろう!

  • 2018年19冊目。上下巻通して読んでみての感想だが、「富」を得るためのテクニックとかではなく、人間としての心構えを説いた自己啓発本だといえる。「目標」を立てて、計画を練り、それを実現するために毎日唱えることからはじまり、果ては人間の一番強い欲「性欲」を自己実現するためのエネルギーに変えるや、女性(奥さん)を立てるなど、おおよそ他の自己啓発本では触れない部分までレクチャーしている。ただ、それらが自分の今までの経験上から納得がいく部分も多いのも事実だなと思う。そういった意味では今まで読んできた自己啓発本とは一味違うなという印象を受けた。まあ、最後の辺りは「こんなことまでレクチャーするの?」とあきれながら読んでいたのも事実ですが。自分が積極的に「富」を得たいとはあまり思わないけれど、これからの生活を考えていく上で、参考になる書でもあった。出来れば何回でも読み返してみたいと思う。(プログラムはやりませんけれど。(笑))

  • 「逆境の中には、すべてそれ相応かそれ以上の大きな利益の種子が含まれている」
    自己啓発本業界では超有名な言葉ですね。

    マスターマインドは下巻に詳しく書かれています。
    マスターマインドとは
    2人以上の何らかの願望や目標を持った人間の集まりであり
    また
    それらの人々の間で行き交う波長のあった思考のバイブレーションのことである
    そして
    「明確な目標を達成するための二人ないしはそれ以上の人たちによる、調和された、知恵(そして知識)と努力の協力関係(もしくはそういう関係にある人を指す)」
    と定義されています。

    娘は今高校に入ってまさに思考のバイブレーションを感じているようです。
    中学時代の娘は吹部の部長として取りまとめて意見を発して孤軍奮闘でした。
    しかし今は友人がそれぞれの知識経験を総動員してあっという間に答えが出てしまうそうです。
    それは何か人を超越した別の人格の思考が生まれだすようなものです。

    「二人以上の人間が調和の精神で共通の目標に向かって協力するときエネルギーは無限の知性の無尽蔵の倉庫から直接引き出すことができる」
    それぞれの得意分野がありつつ能力の平均値が恐ろしく高いからかもしれませんが。
    娘のマスターマインドは末恐ろしいものがありますがそこから取り残されるのが何より恐ろしいかもしれません。
    同じレベルで思考し続けることがエネルギーの発信機とともに受信機にもなるので。

    下巻まで読んである程度ナポレオンヒルの思考がわかってきたような気がします。
    あとは娘と息子にいかにして伝えるかが親としての腕の見せ所といったところでしょうかd(^_^o)
    まあ職場でも出し惜しみはしませんが( ̄^ ̄)ゞ

  • 素晴らしい本。

    この本は、学生の時に読んでおきたかった本

    ともあれ、俺は力強く生きていく!
    もう、後戻りはしない。

  • 上巻には得るものが無かったが、下巻は参考になる部分がいくつかあった。「一日最低1人の役に立つことを行い、報酬を受け取らない」というのは面白い。

  • 人生を成功に導くには、どのようにすればよいのか書かれた本。

    色々、胸にささる言葉があったが、
    報酬以上の働きをしたら、その時は報酬がなくても、長い目で見れば報酬以上のものを得られるというのは、その通りだなと思った。(結論しか書いていないので、なぜというのは本を読んで欲しい。)
    普段の仕事の心構え、もっというと人生に対する心構えを考えさせられるものだった。

  • あまりにアメリカ的な文章はちょっと私には気恥ずかしく感じるようだ。でも、書いてある内容は理解と共感を示す。行動に移せないのは凡人の証拠だなぁ。

  • 潜在意識と創造的想像力と深層心理を念頭において思考の力を引き出す。積極的なものを受け入れていく。人生は障害と困難の克服、それの繰り返し。
    異性によって人生が変わる。

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著者プロフィール

1908年、駆け出しの雑誌記者時代に、アンドリュー・カーネギーと出会う。カーネギーの要請で万人が活用できる成功の秘訣の体系化に着手。カーネギーの尽力もあり、著名な500名以上の各界成功者が共同作業に携わる。20年後の1928年、初期プログラム完成。そして実践の場での有効性を調査し、再び検討を重ねて52年後の1960年に、遂にPMAプログラムを完成(80年後の1988年に新版完成。日本語版はこの新版による)。この間、ウッドロー・ウィルソン大統領の広報担当補佐官、フランクリン・ルーズベルト大統領の顧問官を務める。また、講演家としても活躍。大富豪の一人としても、その名を残している。ナポレオン・ヒル財団設立後、1970年87歳で没。

「2020年 『新装版 成功哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ナポレオン・ヒルの作品

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