- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877713416
感想・レビュー・書評
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マイホームを購入すべきか、賃貸で住み続けるべきかという議論がテーマの本著。主には経済的利点に重きが置かれており、リセール価値のないマイホーム購入には全くメリットがないという論調になっている。
日本のマクロ経済と人口動態の今後の動向を予測し、上記の結論に至っていく。これらの分析やデータには納得させられたし価値があるかと思うが、論調がやや独善的なことと、マイホームを購入して所有することによる自己実現効果が軽視されていることが引っかかった。
完璧ではないが、本議論においては一読の価値はあるかと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不動産購入を元々検討しているときに買ったため、最初は煽り気味の本だなと不快に思ったが、客観的に読んでみてそりゃそうだなと思った。別に家買わなくても賃貸住まいでREITで不動産投資すればええやん、という意見には確かになぁと思った。中々良い本なので、お金に余裕のある資産家以外の人にぜひ読んでほしい。
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説得力が弱い
著者の物件購入失敗の経験から,家の購入を批判する内容の本となっている。人口が減ることで,家が余り家が過剰になるということを主張して,家の購入ではなく賃貸を勧めている。それらしいデータをもってきてそれっぽいことをいっているように見えるが,いまいち納得できなかった。
全体の人口は減ったとしても,それは需要の低い物件から余るわけで,都心部の立地のよい部分の需要が高まるだけではないだろうか。
賃貸のほうがいいというのも,一般的なことだけでいまいちだった。 -
『30年後の不動産価格がどうなっているか予想することは不可能だから、そういう不動産は持たないほうが良い』という主張で一貫すれば良いのに、それだけでは一冊の本にならないからというのもあるだろうが、そもそもの性格なのか、主張内容がズレたり、我田引水の意見を展開するのが残念だった。
不動産価格を決めるのは、人口動態や土地神話ではなく、実質金利の低下が重要であると著者は第2章で主張している一方、第1章の序盤では人口動態(少子化)から不動産価格は下がると主張しており、矛盾が見られる。
日本の今後の不動産価格は下がると主張しながら、REIT投資をおすすめしているのは何故だろうか。所有することで収益を生み出す(家賃収入に基づいた配当を得られる)としても、所有するそのものの価値が下がると考えているのであれば、投資すべきではないと思う。 -
将来、
日本全国の空き家がめっちゃ増えても、
親世代から相続する家が1人1軒以上あったとしても、
たとえ賃貸の方がコスパが良くても、
やっぱり自分の家が一番好きなんだなぁ…
上念さんの主張には納得ですが! -
ギャグ満載で笑えた。腕を組んだり、指差しした筆者のスタンプが格言とともに多用されている。
不動産業者などを悪魔の手先とこき下ろし、神の教えに従って生活スタイルを築いて行くことを布教する言い回しは面白い。
そもそも何回も引越ししてる人が何故20代で家を購入したのか・・そこに尽きるかと。マイホーム神話の信奉者でもそこは押さえてるはず
東南アジアに駐在してた身としては最後の海外移住の検討についての逸話は意味不明。マレーシアのブミプトラが外国人にどういう不利益を与えたのか示せてないし、豚食べてる人がいるから退社しますってエピソードもちぐはぐで、何のために記載したのか意図が理解できなかった。
誰かから聞いた話を安易に本に書いてるだけなのであろう。くしくも筆者は、「人のいうことを鵜呑みにする病気の人が多い」と嘆いており、これも意図された喜劇なのかもしれない -
この本はめちゃくちゃためになる本だった 。是非ともみんなに読んでほしい1冊。
とりあえず物件は UR か JKK がすごくお買い得らしい 。あと不動産屋さんに騙されずにネットで出来る限り情報を集めておくことが大事だということがよくわかった。 -
マイホームという幻想は捨てなさい。2040年、日本の住宅の40%が空き家になる。デフレの今はマイホームは負債、今が買い時と無責任に煽る不動産関係者は悪魔の敵なのです。
家が余る時代が来つつあるのに、それでも新築物件が増えているし、人気があるのが不思議です。 -
家を買おうか買わまいか。
迷っているので読んでみた。
確かに「負債を買う」ハメになりそう、、、