- Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877987046
作品紹介・あらすじ
昨今、国会の手続が重視されない事態が頻発している。与党である自民党は、選挙で勝てば何をしてもいいと言わんばかりだ。たとえそれが正義にもとる行いであったとしても……。
しかし、多数派の意見が通るのが民主主義なのではない。民主主義は、大勢の意見を話し合いや公正な手順で束ねてゆくものだ。そのためには、きちんと手続を踏む必要がある。
現状の問題点とあるべき国会の手続を気鋭の憲法学者がわかりやすく解説する。
I まずは私たちの国のかたちを確認しよう——憲法がもたらしているもの
国民主権/直接民主制と間接民主制/立憲主義/平和と人権
II 今の国会おかしくない?——憲法からみてみよう
政治と国民の距離/公的文書の取扱い/唯一の立法機関/議会運営のルール/選挙制度/議員構成/政治とカネ/外交・条約/衆議院の解散/野党の意義
III 私たちにできることは何だろう
自由選挙/言論・集会の自由/メディアと政治報道/選挙制度/憲法改正国民投票
感想・レビュー・書評
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【2018年度「教職員から本学学生に推薦する図書」による紹介】
清末 愛砂 先生の推薦図書です。
<推薦理由>
近年、日報問題などで揺れ動いてきた国会情勢。そもそも国会とは何をするところなのでしょうか。国会が機能しなくなると、私たちの生活にどのような影響が及ぶでしょうか。本書は憲法の視点から、私たちが暮らす日本社会の民主主義と密接に結びついている国会の役割や課題を描いています。本書を通して、民主主義がなぜ私たちの生活に必要であるのか、ということを考えてみませんか。
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