ガラスの鐘の下で: アナイス・ニン作品集

  • 響文社
3.71
  • (5)
  • (2)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 66
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877990381

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 第一部が短編集。濃厚な男女の生への情熱が描かれる。ここに出てくる人達の、人生にもがいて何かをつかもうとする苦しさに息が詰まるようだ。第二部はアナイスニンについての随筆、紹介なんだろうか。大好きで尊敬してます!といった類いのものではない。作品も彼女自身も魅力溢れたものなんだろうが、彼女の人間的な多面性に誰もが面食らっているようだ。彼女に嘘をつくと即座にバレそうな気がする。そういう世の中に溢れる濁した空気を彼女は赦さない気がする。素直に彼女を崇める人に、その理由を聞いてみたいというのが本音だ。

  • もう本を開いただけでしびれる。大きい余白と紫の文字。うかつに読むと汚しそう(怪我しそう、って書きたかったんだけど、こっちでもいいや)だと思ってゆっくり読んだよ

  • ★★★★★

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

アナイス・ニン(Anaїs Nin)
1903年、フランスはヌイイ・シュル・セーヌで生まれ、1977年、闘病の末、癌でロサンゼルスにて生涯を終える。11歳の年に母親と弟たちとともにアメリカに移住した。1930年代初頭に夫の転勤に伴いパリに居住し、作家活動を始める。40年から50年代のアメリカにて小説を発表し続け、60年代半ばに日記の出版で名声を得る。74年にダートマス大学より名誉博士号を授与される。日本へは小説『愛の家のスパイ』が河出朋久によって紹介され、66年来日に際し大江健三郎、江藤淳らとの会談が『文藝』に記録されている。89年に実弟ホアキン・ニン・クルメル、カリフォルニア州立大学バークレー校音楽学部名誉教授は来日して、関西の大学での講演やピアノ演奏会を果たす。

「2023年 『四分室のある心臓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アナイス・ニンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×