精神現象学

制作 : G.W.F. Hegel  長谷川 宏 
  • 作品社
3.56
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784878932946

作品紹介・あらすじ

日常的な意識としての感覚的確信から出発して時空の全体を見はるかす「絶対知」に至る意識の経験の旅。揺るぎなき理性への信頼と明晰な論理で綴られる壮大な精神のドラマ。

感想・レビュー・書評

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  •  長谷川宏の読みやすい訳。読んでる最中、100回くらい、読むのやめようと思った。それくらい難解な本。難解と言っても、本人の考えてることが難解でごちゃごちゃしてて、しかも説明もへたくそという点において難解ということで、本の内容自体にはそれほど感動や衝撃を受けることはなかった。。。とにかく大変な作業で、ほとんど労働のような非-哲学的な読書となってしまったが、古典的基礎として読むべしと思われるので、仕方なく読んでみた。ところどころ、「アッ」と胸に来るシーンはあったし、思考の過程におもしろさを感じることはあったということで、かろうじて星2点。けれど、もっと親切に書かれたものを読みたかった。ヘーゲルは実に性格の悪い人だ、ということがわかった。2008.3.4-3.27(24d).

  • 難解で、読むのを挫折しました。再読したい。

  • 難しい。でも難解な本にたまに起こる、得体の知れないテンションみたいなものを掴むことが出来た本だったような気がする。これには名著と言われている作品に触れた嬉しさもあるのかも。考える楽しさをひさびさに感じた本だった。

  • 5月新着

  • 有名な〈即自〉〈対自〉がいつ出てくるか、気合を入れて読み進めていたのだが、本書ではかの哲学用語が用いられてないことを途中で知った。超訳と見做していいのだろう。

    〈感覚的意識〉から〈精神〉へと至る過程は頭の体操をしているようで面白かったものの、〈神〉という概念がどんどん抽象的になっていって難儀した。「訳者あとがき」によれば「Substanz」を意訳したうちのひとつということだけど、他の翻訳ではどうなっているのか気になるところ。

  • まるまる1ヶ月かかった。
    しかもよくわからなかった。ともかく読み終えたという満足感しかないかもしれない。

    本書のまえがきにもあるように何度も読まないとわからないのだろう。最低2回は読んでいると思う。本を閉じて開くと読んだはずのところが全くわかっていないと感じられて、読み直さないと次に進めないからだ。
    それで全くわかる気配がなければ投げ出すのだろうが、微妙にわかるかもしれないというかすかな何かが感じられてとうとう最後まで読んでしまった。
    それにしても、出てくる言葉の意味がよくわからない。
    「意識」はまぁたぶん意識のことだろうが、まず、いきなり「自己意識」がまずわからない。さらに「概念」や「精神」の意味が…あと「自己」や「自己に還る」などなど…
    これらはキーワードなのだからその意味がわからなくては全体の内容などわかるわけがないのだけれども、予感だけは抱かせ続けるという本である。もう何回か読んでみれば少しは理解できるようになるかもしれない。いや無理か?

    ともかく意識をこれでもか、これでもかという感じで観察し分析して「精神」とは何かを説明するような構成にはなっている。その執拗さはやはり常人ではない。すごいエネルギーである。

    「意識の形態」や「精神の形態」という言葉も出てくる。
    言葉が違うのだから意味も違うのだろうが、意識は運動するらしくあっちに行ったりこっちに行ったりしながら成長したり、消えたり、没落したりする。
    意識の運動に国家や社会が絡むのは経験的にわかっていたので途中そういう記述が出てくると「確かにそうだけど、どうしてここでなんだろう?」などとも考えさせられ、わからないけど止められないという思いをした。

    「精神の完成」に至ればとても充足し、喜びに溢れ、なにより自由のようである。そこまでの道のりを書かれているわけだから、一種のマニュアル本なわけで実際には出来なくてもやり方ぐらいはわかって良さそうなんだけど、どうも実践がともなわないと理解も出来ないらしい。ぼちぼちやるしかないのだろうなぁ…

    この本ばかり読んでるわけにもいかないし、他の本も読みながら時々ちょこちょこと読んでみよう。

    Mahalo

  • 初心者向けだと!?言ってくれるじゃないか…

  • 第5話『涼宮ハルヒの憂鬱 III 』

    YUKI.N>また図書館に

  • もちろん、ヘーゲルの大著作です。岩波の「ヘーゲル全集」の「精神の現象学」ではなくこちらを推薦したのは、分厚くないのと読みやすいのとで、第一線の研究者でなければこちらが絶対にお買い得です。哲学の巨人らしく「まえがき」とか「はじめに」とか、明らかにそこで読者を選別するようなそんな構成になってますので、本編から読むことをお勧めします。
    <div class="booklog-all" style="margin-bottom:10px;"><div class="booklog-img" style="float:left; margin-right:15px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4878932945%3ftag=ieiriblog-22%26link_code=xm2%26camp=2025" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4878932945.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a><br></div><div class="booklog-data" style="float:left; width:300px;"><div class="booklog-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4878932945%3ftag=ieiriblog-22%26link_code=xm2%26camp=2025" target="_blank">精神現象学</a></div><div class="booklog-pub">G.W.F. ヘーゲル, G.W.F. Hegel, 長谷川 宏 / 作品社(1998/03)</div><div class="booklog-info" style="margin-top:10px;">Amazonランキング:137878位<br>Amazonおすすめ度:<img src="http://booklog.jp/img/4.gif"><br><div class="booklog-review" style="margin-top:6px; padding-left:3px;"><img src="http://booklog.jp/img/3.gif" align="absmiddle">注釈がないのが最大の欠点<br><img src="http://booklog.jp/img/5.gif" align="absmiddle">名訳です。<br><img src="http://booklog.jp/img/3.gif" align="absmiddle">読みやすいのか、読みにくいのか<br></div></div><div class="booklog-link" style="margin-top:10px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4878932945%3ftag=ieiriblog-22%26link_code=xm2%26camp=2025" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a><br><a href="http://booklog.jp/asin/4878932945/via=fuminori" target="_blank">Booklogでレビューを見る</a> by <a href="http://booklog.jp" target="_blank">Booklog</a><br></div></div><br style="clear:left"></div>

  •  4年ほど前に友人と二人でうんうん言いながら読んだ。この新訳には賛否両論あるようで、哲学に明るくないわたしはそれについて何を言うでもないのだが、文章が読みやすかったというか<流れるよう>であったとは思フ。一方で、この訳がそれまでの日本におけるヘーゲル研究の伝統に従っていないために、それぞれの語の背後に広がる意味と解釈の歴史的な網を断ち切っている可能性もあるんだろう。それ自体は良い面悪い面同時に持ってるんだろうけど。<br>
     それでもって哀しいことには、あんま腑に落ちて「ワカッタ」印象が無い。つまり、自分なりの咀嚼が嚥下可能なまでに深まった気が・・・しない・・・。読み込みが浅かったんだろう。<br>
     そんなわけで時間を探してもう一度きちんと読みたいものだ。言うまでもなく、ぺらっぺらなものからずぅんと胃に来る重いもの、うさん臭いものからかぐわしいものまで、無限の批判が可能であろう著作であるけれど、とりあえずこんにちの思想と思考の土台を少なからぬ程度で成している哲学の、その精髄たる一冊であることにまちがいはなかろうよ。ジジェクとか勿論のこと、ジュディス・バトラーだって、たぶんラカンだって、それでもってまあ、マルクスだって、ここから始まっているのです。(そういえばここ数年ジジェクの名前ってあんまり聞かなくなったなあ)<br>
     どうでもいいがこの本の装丁、帯を取るとあんまりにものっぺらぼうなのだね。帯があるともちっと粋なのだがなあ。(060312)<br><br>

     訂正。ジジェクの名前聞かなくなったと思ったのは気のせいだったってか単にわたしだけ。今年になってちくまで1コ文庫化もされていたんだなあ。

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