呪い方、教えます。

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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784878934308

感想・レビュー・書評

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  • 2016.09.15 朝活読書サロン

  • かなり実践的な呪いの入門書。著者は「はじめに」で、癒しの行為としての呪いを説いている。しかし全体のトーンには、敵に憎悪をぶつける具体的行為の迫力がある。たとえ効果が保証の限りではなく、それゆえ法に触れないとしても。やり場のない憎しみを、どうしようもなく抱えているくらいなら、こうして解放する方が良いのかも知れない。

    呪者はまず、起請文を書いて迷いを断ち、般若心経によって念力を高め、護身の呪法で外敵を退ける。そして呪詛の方法としては、修験道の摩利支天法、呪禁道いざなぎ流の秘術「厭魅」の法、丑の刻参り、密教の調伏法が、具体的手順とともに解説される。挿話として語られる、安倍晴明、菅原道真、平将門、織田信長などの逸話も興味深い。呪いたいほど憎い相手がいるなら、お薦め。

  • 面白いことは面白いけど、呪いに関する古い文献からのつまみ食いで体系だてられていないし、思いつきレベルのアレンジが入ってたり不確かで使えない。

  • 第30回天満橋ビブリオバトル テーマ「就職」で紹介した本です。

    https://www.facebook.com/bibliobattle/posts/544013425650860

  • 入門用に写経はいいと思う。

  •  他の呪術関連の書籍との一番の違いは「九字切りの解き方」が載っていること。
     九字の切り方を載せた書籍はたくさん見てきたけれど、解き方を載せた本は初めて。確かに呪法の実践と同様に解呪の方法も大事。呪いっぱなしで放っておいたら後々どんな悪影響が残るか……。

     伝奇小説を書く人なら読むべき本ですね。

  • 入門用に、写経はいいと思う。

  • 人を呪うつもりはないが、術を調べる一環で手にした本。……なんかこう。この本自体が陰湿じみてて、負のオーラを纏っていると言うか、さぁ……

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