多重人格者の心の内側の世界: 154人の当事者の手記

著者 :
制作 : バリー M.コーエン 
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784878934469

作品紹介・あらすじ

本書は、「多重人格性障害」(解離性同一性障害)の当事者154人から集めた手記によって「診断」から「人格の統合」までの複雑な治療過程、「痛み」や「希望」などの心に秘めた当事者の想いを明らかにした世界の唯一の手記集である。多重人格治療の最先端に立つ著名な精神医学者たち、フランク・W・パトナム、リチャード・P・クラフト、コリン・A・ロスをはじめ多く専門家たちから、必ず読むべき基本書中の基本書として推薦されつづけ、米国では"グランド・ブレイキング"なロングセラーとなっている。本書の翻訳には、日本で多重人格治療を実践し、実際に多重人格当事者の声を聴いている精神科医・臨床心理士の12人があたった。日本人の当事者8人による22の手記を収録し、日本における治療活動の実際についての「解説」も付した特別編集となっている。

感想・レビュー・書評

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  • 多重人格のことは多重人格になった人に聴こう!…ということで手記集。

    多重人格ってどうして悪い方の人格しか出てこないんだろう。
    また、2人以上になると調整役の人格がひとりいることが多い、っていうのは初めて聴いてへーって思った

  • 海外の当事者による機関誌の内容
    巻末には日本の当事者による機関誌(現在は廃刊)の内容の一部が掲載されている

  • 多重人格者のことを知りたいという人に、まず読んで欲しい本。

    多重人格者であるという事自体がどれほどの「痛み」であるか、この本を読むことによって再確認させられました。

    今の自分は、その痛みに対して漸くちゃんと「痛い」と言えるようになったくらいで、「痛み」からの回復にまでは、なかなか頭が回りませんが。

    それでも、少しずつ生きてゆけたらと改めて思いました。

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