エリアーデ幻想小説全集〈第1巻〉1936‐1955

制作 : Mircea Eliade  住谷 春也  直野 敦 
  • 作品社
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本棚登録 : 44
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (555ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784878935145

作品紹介・あらすじ

生涯にわたって"聖なるものの顕現"を探究し、二〇世紀文学に偉大な足跡を残したミルチャ・エリアーデ。その全幻想小説を編年体で網羅した、世界初のオリジナル全集。

感想・レビュー・書評

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  • 【展示用コメント】
     ハリポタだけが、ファンタジーじゃない。

    【北海道大学蔵書目録へのリンク先】
    https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=2001164462&key=B151607971011494&start=1&srmode=0&srmode=0#

  • 世界的に有名な宗教学者であったエリアーデは、
    実は幻想文学作家でもありました。
    以前、福武文庫から出ていた『ホーニヒベルガー博士の秘密』
    ――とても面白かったのに、何故か手放してしまい(←バカ)
    気が付いたときは絶版で再入手不可能になっていたんですが、
    エリアーデの小説は、
    私の知らない他の本も殆ど同じ目に遭っていたようで、
    今年、発表年代順に編集された全集の発売を以って復刻、
    という運びになった模様。
    で、第1巻に「ホーニヒベルガー博士の秘密」と、
    文庫に併載されていた「セランポーレの夜」が掲載されている
    というので、ハードカバー、お値段¥4,800にも拘らず購入。
    うう(^_^;)。
    通読しての感想は……やはり長期間に渡って書き続けると、
    段々(どんどん)巧くなるものなのか!ってとこでしょうか。
    巻頭の「令嬢クリスティナ」<1936>なんか、
    雰囲気よく分かるし、好みなんだけど、
    いかんせんゴチャゴチャして読みづらい。
    ところが四年後に発表された「ホーニヒベルガー博士の秘密」は、ぐっとスッキリしてて、文章が洗練されたという感じで、
    内容と語りがしっくりと一体化している訳です。
    おおぉぉ(笑)。
    今回そのことに一番感動しましたが、しかし、
    やはり如何にも幻想小説的なトリックとオチが堪らんです。
    ハイ。
    大体見当は付いちゃうんだけど、素直に分からないフリをして
    読み進める(笑)のがベストでしょう。
    しかし、この作品のタイトルは寧ろ、
    「ゼルレンディ博士のひみつ日記」の方がピッタリだと思うのは
    私だけだろうか(←って、おいおい☆)。
    それから、もう一本、
    特に印象深いのが1948年発表の短編「大物」。
    このタイトルから、
    普通どんなストーリーを思い浮かべるでしょう。
    これがもう、見事に意表を衝かれて大笑い(^^ゞ。
    でも、こういう荒唐無稽な話って好きだわ。

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