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- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784878936470
作品紹介・あらすじ
老いと死を見つめつつ、読書と思索を続けた晩年の日々。人生の安息日の前に綴られた最後の日記。
感想・レビュー・書評
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図書館で借りた。
2009.5.2あたりに新聞で読んだコラムに
貧民街からいい加減に選ばれた人たちが道路を造る話が
あり、しめくくりがその山の麓にアメリカ合衆国だって
作れたはずだ、となっていた。
この話がエリックホッファーのものだと知り、何冊か
借りてみた。
コラム自体の締めは、派遣村に集った人々はそのような
気概がなかったのだろうか、のようなものだった。
著者が72歳の年の半年分の日記。
老いてもどれだけ考えることができるのかを試す為に
書いているよう。
労働や資本主義に関して、1974年の時点でここまで
考えている人がいて今があると思うと悲しくなる。
ソ連、第一次世界大戦、第二次世界大戦の話もよく出てくる。
2月21日の内容が面白い。
「人生において13の倍数の年齢が持つ意味を考えてみると興味深い。
2×13才で精神が肉体に追いつく。
3×13才で変化が始まる。
4×13才で創造的な人間は仕事に慣れる。
5×13才で引退し、
6×13才で多くの場合人生を終える。」
これに合わせて、傑出した人物の生涯において
重要なのは27才±1才だというもの。
ライフワークを見いだす年らしい。
年齢に関しては確かにそうかもしれないと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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