冬 歳時記 (日本の名随筆 20)

  • 作品社
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784878939204

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本書は昭和期を中心に活躍した小説家、詩人、民俗学者など50余名による、「冬」をテーマとした随筆集である。冬の自然の情景、人々の営みの情景が鮮やかに描かれる。私は特に井伏鱒二氏の「炬燵(こたつ)の話」が印象に残った。炭や炭団(たどん)を用いた炬燵には、"しっとり"していて"甘み"のある温もりがあるとのことである。平成生まれの私は電熱線の炬燵しか経験したことがないため、いつか炭や炭団の炬燵に入ってみたいものである。
    (土木工学コース M2)

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1907年~1988年。明治40年、長崎県生まれ。
父は明治期の評論家・小説家である石橋忍月。折口信夫に師事し、民俗学の方法を学ぶ。昭和9年創刊の「俳句研究」編集長として中村草田男ら人間探求派を世に送り出す。昭和24年より評論家として、文芸評論のほか、俳句の評論や鑑賞を執筆。
昭和58年、文化勲章受章。昭和63年、5月7日没。

「2018年 『奥の細道 現代語訳・鑑賞(軽装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本健吉の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×