- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784879192172
感想・レビュー・書評
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初めましての作家さん。
JK浮遊霊の菫をモノグサ霊媒師の純一が救ったものの、
心残りにより成仏できず、肝心の心残りがわからない。
凄腕霊媒師の怜花から依頼を受け、出張する先々で、
霊を浄化するか、除霊するかの対処が楽しかったぁ。
そして、心残りとは・・・
背景や現象に加えて、対処の仕方にも興味があって、
ついう読んじゃうんですけどね。
心霊スポットと言われて人が集まる場所は
大して危険じゃない。
本当に駄目な所は、まず人自体が寄りつかない。
※肝は、井戸です。
井戸を軽々しく潰すのは、非常に危険です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
霊媒師の純一と浮遊霊の菫。性別や性格、生きているか死んでいるかまで違う2人だけど、とにかく言いたいことを言い合っている感じが楽しい。長く一緒にいる訳ではないはずなのに、家族にも見える関係で。霊媒師としての能力は高い純一だけど、生活能力が皆無で心配になるときも。ちゃんと依頼は解決するし、困っている人を助けているはずなのに不器用というか、客商売に向いていない性格というか、とにかく信用される行動ができないところも。辛い経験をした霊たちと出会うのは悲しいけれど、そのままにしているよりいいのかも。と思えるのは少し救いだった。
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霊媒師と女子高生浮遊霊の青春オカルトストーリー
女子校生の菜野宮菫は、通学中に車に撥ねられ死んでしまい悪霊に成りかけていたところを、モグリ霊媒師の矢式森純一に救ってもらう。だが、両親が心残りで成仏できない菫は、ひとまず純一のもとで過ごすことにする。純一とともに、事故物件・魔の交差点・自然発火など、霊の起こした事件を解
決していくなか、純一の同業者の棚藻怜花から両親に関する手がかりが見つかったと告げられる。しかしそれは菫も予想していなかった真実に繋がっていて――。