いま一番解決したいこと

著者 :
  • 三宝出版
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879280459

感想・レビュー・書評

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  • 高橋佳子(たかはしけいこ)の本

    1<問題の受け止め方1 試練は呼びかけ>
    「このできごとは自分に何を呼び掛けているのだろう」と自問
    *超えるべきテーマ
    *結び直す関わり
    *癒されるべき痛み
    *さらに水準をあげる
    *もっと智慧を尽くす
    *心の成長
    *人生の仕事に目覚める
    遭遇する困難は、ただ避けるべき苦痛や苦悩であることにとどまらず、思いもよらなかった新しい自分が内から引き出され、新しい世界が開かれていくきっかけ

    2<問題の受け止め方2 親の魂>
    「親の魂となる」とは、他人の痛みや喜びが我がことのように切実に感じられ、他人に尽くさずにいられないと心から願い生きようとする人のこと。
    試練はわたしたちに新生を促す呼びかけであるが、その新生とは親の魂となること
    1異質を愛する
    2野心のない目的を持つ
    3道なき地点に立つ
    4高次の自我を持ち、より広い責任に応える=自分と全体がつながっている

    この人生は自ら一人のためにあるのではなく、ともに生きる家族や隣人、社会に生きる人のためにある

    3<問題解決の心得1 忍土の自覚>
    忍土(にんど)とは、耐え忍ばなければならない場所=この世のこと

    この世界は試練多き場所であり、忍土であるという自覚が深まると「それがこの世界の定め」と受け止める肚(はら)が定まり、被害者意識やニヒリズムに陥ることがなくなり、事態を平常心でうけとめることができる

    4<問題解決の心得2 必ず、最善を導く道はある>
    背負いきれない試練は訪れないので、その試練を引き受けて歩むことができるだけの力と条件は与えられている
    「自分が変わってでもこの事態を何とかしたい」

    5<問題解決の心得3 感情の脚本に呑まれない>
    自分の感情に呑みこまれず、等身大の事実をあるがままに受け止めようとすること

    6<問題解決の道のつけ方1 内と外をつなぐ>
    実は私たちの内側こそ、問題を起こしている根本原因があり、その内側を転換したとき問題を解決してゆく智慧と力があふれてくる→B12

    7<問題解決の道のつけ方2 内を見つめる>
    感じ、受け止めること~受信
    思い考え、行為すること~発信
    現実~色

    受信~発信~色という営みを受発色

    受発色には4つのタイプがある
    快・暴流(かい・ぼうりゅう)自信家~自分を肯定的に受け止め、明るくエネルギッシュ(優位 支配/差別)
    暗転(偽我)ー光転(真我)
     歪曲ー正直  独尊ー愚覚
     優位ー畏敬  支配/差別ー同伴
     欲得ー無私  貧りー簡素

    苦・暴流(く・ぼうりゅう)被害者~世界に対して否定的、攻撃非難(不満/荒れ)
    暗転(偽我)ー光転(真我)
     頑固ー砕身  拒絶ー受容
     正論ー愛語  批判ー共感
     荒れー献身  不満ー内省
     
    苦・衰退(く・すいたい)卑下者~自分に自信が持てず、卑下する思いに支配される
    暗転(偽我)ー光転(真我)
      逃避ー責任  恐怖ー自律
      鈍重ー明朗  否定ー肯定
      愚痴ー懸命  卑屈ー率直

    快・衰退(かい・すいたい)幸福者~基本的楽観的、すぐに満足しやすい 漠然とした安心を抱き、依存的、仕事は低水準
    暗転(偽我)ー光転(真我)
      怠惰ー切実  満足ー後悔
      曖昧ー実行  鈍感ー鋭敏
      契約ー率直  依存ー回帰

    8<問題解決の見つけ方3>試練・点検・私が変わります
    問題に対して、この事態に自分のかかわりがあり、はたらきかけることができると受け止める
    生きているかぎりつづく
    私たちはなにのためにうまれてきたのか、私たちは一体何者なのか

    9<問題解決の道の付け方4>因縁果報
    問題はいつも自分の外側にあると思いこんでいrが、事態を引き受け、自分が責任をとる覚悟で、事態にのぞむと解決の道を進み始める

    10<問題の解決の方法>ゆるぎない中心を定める
    中心を定めるときには私たちの存在を根底から支える世界との深いつながり
    大いなる存在との絆~一切の生命を生かし包む 神とのつながり
    永遠の絆~人間の魂

    11<問題解決の方法>行の十背により、内なる力を解放する
    タイプ別の行
    快・暴流~他人を受けとめる心を育むこと
    「聞く行」相手の言うことを受けとめる広い心をう育む
    「同伴の行」相手の身になってその人に同伴すること
    「陰徳の行」見えないところで支え、続けること

    苦・暴流~「和顔愛語の行」温かい笑顔と優しい言葉に努める
    「内省の行」相手を責めるのではなく、自分に足りない点はなかったのかを振り返ること
    「献身の行」相手や場のために支え尽くして生きること

    苦・衰退~「持続の行」起承転結の環を結ぶことに自らの責任をおくこと
    「止悪の行」愚痴や否定的な想念を止めること
    「挑戦の行」苦手なことにも積極的に挑戦すること
    「喚起の行」意欲を失ったり、衰退しそうになる心を自分で励まし喚起すること

    快・衰退~「率直に語る行」本心を言葉にして相手に伝えることが重要
    「回帰の行」自分が大切にしたいことはなにか自分の原点にかえること
    「収斂の行」(しゅうれんのぎょう)エネルギーが分散しがちなので、意識的にひとつのことに念を集中して取り組む習慣をつける

    12<問題解決の方法>ウイズダムによって問題を解決する
    願いを明らかにする(具体的)
    現状を明らかにする(具体的)
    原因を探求

    すべての現象は、直接的な原因である「因」と間接的な原因「縁」が結びついた結果「果報」として生じる

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著者プロフィール

現代社会が抱える様々な課題の根本に、人間が永遠の生命としての「魂の原点」を見失った存在の空洞化があると説き、その原点回復を導く新たな人間観・世界観を「魂の学」として集成。誰もが、日々の生活の中でその道を歩めるように、実践の原則と手法を体系化している。
現在、講義や個人指導は年間300回以上に及ぶ。あらゆる世代・職業の人々の人生に寄り添い、導くとともに、日本と世界の未来を見すえて、経営・医療・教育・法務・芸術など、様々な分野の専門家への指導にもあたる。
魂の次元から現実の問題を捉える卓越した対話指導は、まさに「人生と仕事の総合コンサルタント」として、各方面から絶大な信頼が寄せられている。
1992年から一般に向けて各地で開催する講演会には、これまで延べ160万人の人々が参加。主著に『ゴールデンパス』『自分を知る力』『最高の人生のつくり方』『あなたがそこで生きる理由』『運命の逆転』『未来は変えられる!』『1億総自己ベストの時代』『希望の王国』『魂の発見』『新・祈りのみち』『あなたが生まれてきた理由』(以上、三宝出版)ほか多数。

「2023年 『人生を取り戻す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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