熱血!日本酒バカ: なんとしても呑みたい食中酒

著者 :
  • 法研
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879545718

感想・レビュー・書評

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  • どれもおいしそうだけど手に入りにくそうだな。
    南特別純米無濾過を飲んでみたい。

  • 小倉弁丸出しのクセのある文体で、あくまで「ごはん」にあう食中酒を縦横無尽に紹介する、酒飲みによる酒飲みのための日本酒本。酒を飲みながら米を食うのか!、とギョッとしたのもつかの間、古典料理屋の三代目なる出自も納得の自作の肴も酒とともに紹介、どれも旨そう。和食のみならずトーストやホットドッグまで酒と合わせる破天荒さに滲む手だれ感。そしてただ旨い酒を紹介するだけでなく、低迷する日本酒業界を厳しく冷静に見つめ、蔵と酒飲みがともに幸せになれるモデルを提示する巻末にも好感。残念なのはやっつけな装丁、ひとつ酒好きの立場で作って法研様にご提案してみようか知らん。

  • 11月5日読了。食費は月に9,000円だが実に多種多様な日本酒を愛好するウオツカ氏による、春夏秋冬・それぞれの旬の食材と合わせて楽しめる日本酒のガイド。著書での主張の通り、日本酒のガイドといえば「杜氏の○○氏のこだわり」「江戸時代から続く蔵での醸造」「山田錦をうんたらかんたら」という周辺的な薀蓄めいた内容や、旨すぎて食事の味も分からなくなってしまいそうなブランド銘酒の紹介に陥りがち、の気がする。実際我々が飲酒するシーンは居酒屋や鍋を囲みながら・メインの食事を取りながらのことが多いわけだから、著者が本当に「ウマい!」と思った酒をお勧めする、こうしたガイドはありがたし。小売店に足繁く通い、仲良くなることが銘酒を手に入れる秘訣のようだが、インターネットもスーパーも使い分けつつ、酒とは付き合っていきたい。

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著者プロフィール

1956年、福岡県生まれ。食文化研究家。著書に『国民食の履歴書――カレー、マヨネーズ、ソース、餃子、肉じゃが』『刺し身とジンギスカン――捏造と熱望の日本食』『台所に敗戦はなかった――戦前・戦後をつなぐ日本食』『昭和珍道具図鑑――便利生活への欲望』(いずれも青弓社)、『食育のウソとホント――捏造される「和食の伝統」』『食のリテラシー』(ともにこぶし書房)、『食べかた上手だった日本人――よみがえる昭和モダン時代の知恵』『食ベ物の声を聴け!』(ともに岩波書店)、『冷蔵庫で食品を腐らす日本人――日本の食文化激変の50年史』(朝日新聞社)など。

「2023年 『幻の麺料理 再現100品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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