男おひとりさま道

著者 :
  • 法研
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本棚登録 : 298
レビュー : 45
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879547538

作品紹介・あらすじ

死別・離別・非婚シングル、老後に生きる道はあるか。在宅ひとり死はこわくない。

感想・レビュー・書評

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  • 367.7

  • 中高年の単身者世帯は増加していますが、傍からみて哀れみの目を向けられがちな男の一人暮らし。,「おひとりさま」本で著名な筆者が、厳しいコメント連発しつつも、男おひとりさまにも豊かに生き、最期を迎えることができる手法、事例を取り上げてくれます。,,男おひとりさま予備軍の私も、非常に参考になりました。,・金持ちより、人持ちになれ,・異性の友達をたくさん持て、下心は持つな,・在宅(週末)介護の可能性は今後高まっていく etc.,

  • 自分の老後について考えるのは、気持ちのよいものではない。
    なぜか「自分は大丈夫」と漠然と考えているのではないだろうか?
    本書は、そんな甘い考えに、ガツンと食らわせる。

    豊富なエピソードもあり、自分の親に対してどう接するか、
    自分と妻、娘の老後について考えさせられる。

    自分はどこで死ぬのだろう?

    基本的に上から目線なので、文体が嫌いという人も多いだろうなと思う。

    [more]
    (目次)
    はじめに
    第1章 男がひとりになるとき
     増えている男おひとりさま
       死別、別離、非婚、さてあなたは?
     死別シングル
       60代から増えはじめる“番狂わせ”
     別離シングル
       そしてだれもいなくなった
       「愛ある離婚」はなぜむずかしい
     非婚シングル
       親が元気なうちはよいけれど……
     タイプ別に老後をシュミレーション
       死別シングル・ヨーヘイさんの場合
       別離シングル・コージさんの場合
       非婚シングル・キヨシさんの場合
       男性に「おひとりさま耐性」はあるか
     男が介護を引き受けるとき
       増えている男性の家族介護者
       夫に介護される妻は幸せか
       強まる妻への支配力
       老老介護がひきおこす悲劇
     セックスは封印?
       「奥さまはそりゃお幸せでしょうけど」
       夫婦の情は性愛とはべつ
     息子の介護
       他人の嫁より、実の息子
       男は介護ができない?
       シングルの息子と同居するリスク
     妻に先立たれるとき
       叶わなかった母の願い
       息子に弱音は吐けない
       雨戸を閉めてひきこもりの日々
       生き抜いた妻に恥じないように
       女の方が立ち直りは早い
       妻の死を認められないだだっ子
       “命綱”を失った喪失感
       妻の一周忌が過ぎたあたりから……
     この先、「おふたりさま」になる可能性は?
       男性の多くは「再婚したい」
       増えている父子家庭
       シングルパパは草食系?
       オス負け犬ですが、それがなにか?

    第2章 下り坂を降りるスキル
     人生のピークを過ぎたとき
       上りより、下りの方がスキルがいる
       楽観的な親世代、不安感の強い子世代
     男の定年、女の定年
       女の定年は男より早い
       早すぎる余生の効果
     老いを拒否する思想
       人生が300年なら?
       寝たきり期間は平均8.5ヶ月
     弱さの情報公開
       老いるとは、弱者になること
     定年後にソフトランディングする
       人生には3つの定年がある
       熟年ベンチャーのススメ
       夫婦にも定年がある
     生きいきと暮らすシングルの先輩たち
       釣りキチのノブオさんの場合
       少年野球チームの監督、シローさんの場合
       共通点は出世していないこと
       職場や家庭ではない、第三の居場所づくり
     居場所づくりは女に学べ
       人生の危機を支えるネットワーク
       大企業の「おちこぼれ組」対策とは?
       奥さまは取締役
       銭湯でも「役職名」で呼び合う男たち
       男の友情はまさかのときの役に立つか?
     パワーゲームはもう卒業
       アタマの中は、いまでも「社長」
       女は群れるが、男同士はつるまない
     「おひとり力」をつける
       自然は最良の友
       おひとりさまの至福を感じるとき
       ひとりでいてもさみしくない場所
       同行二人のひとり遍路
       「おひとり力」検定一級

    第3章 よい介護はカネで買えるか?
     男おひとりさまのふところ事情
       「2階建て年金」のリッチ層はごく一部
       カネはあれど不安な老後
       在宅介護は妻が不可欠?
       ワンマンな父親はめんどうな患者
       第三者が介入しにくい夫婦間介護
       妻の管理下に置かれる夫
       過去のうらみつらみが老後の仕返しに
       「お父さん、悪いけど施設に行ってね」
     いくらあれば施設に入れるか
       個室のおネダンは?
       料金に差はあっても、ケアに差はつけない
       サービスの質を測る尺度とは?
       「安心」はいくらあれば買えるのか?
     個室か、雑居部屋か
       ちょうどいい他人との距離は?
       和室か、洋室か
     ケア付き住宅はおすすめか
       サービスをくらべて選べるシステム
       小規模多機能型のリスク
       密室化する施設介護への不安
     在宅単身介護は可能か
       デイケアはだれのため?
       持ち家をバリアフリーに改装
       介護保険はおひとりさまが有利?

    第4章 ひとりで暮らせるか
     男は自立しているか
       自立の3点セットとは
       母から妻へ、受けつがれるパンツの歴史
       家事能力はある?
     「食」のライフラインを確保する
       コンビニは、おひとりさまのつよーい味方
       配食サービスを利用する
       進化する高齢者向け中食メニュー
       コンビニ第2世代の誕生
     カネ持ちより、人持ち
       ふたたび「つがい」になるのは考えもの
       再婚というショック療法の結果は?
       わたしが再婚をすすめない理由
       無二の親友もやがては先立つ
       “ユル友”ネットワークをつくる
     友人は人間関係の上級編
       愛がなくても「家族ゲーム」はできる
       友人と知人を使い分ける
       気の合う仲間を探すには?
       女縁に男性がひとりで参加するとき
     選択縁タブー集「男の七戒」
       ヨロイをぬいだおつきあい
     ありあまる時間をどうつぶすか
       時間をつぶす相手はいる?
       人間は人恋しい生きもの
       子育ては最高のヒマつぶし
       「別居おひとりさま」という選択も
       一緒に旅行に行きたい相手は?
       男性に多い「学校縁」
     ヒマつぶしの達人たち
       俳句にクラシック音楽、一生勉強の教養派
       スキーにカヌー、三世代続くアウトドア派
       趣味を共有できなかったた夫婦
       初期投資が高いと、安いコストで楽しめる
       高学歴者の“地域デビュー”はむずかしい
       年齢に関係ないヒマつぶしのノウハウを
     男おひとりさまの生きる道
       ススムさん73歳の「男おひとりさま10ヶ条」
       女ばかりの劇団でひっぱりだこ
       芸名は「カルメンおしん」
       海外ひとり旅がやみつきに
       無力な自分を体験できるチャンス
     男おひとりさま道10ヶ条

    第5章 ひとりで死ねるか
     生の延長線上にある死
       家で最期を迎えるための条件
       生涯現役をはばむ「病」という障害
       がんの余命宣告を受けたとき
       死にいたるまでの時間と覚悟
     在宅看とりを支えるひとたち
       生協「オレンジコープ」の取り組み
       高まる歯科医療のニーズ
       どんなあばら屋でも自宅がいちばん
     家族という“抵抗勢力”
       入院を決めるのはだれ?
       死ぬのに医者はいらない
       ドクターのひとことで家族関係が修復
       日本在宅医学界の大胆な試み
       医療も介護も地域格差が大きい
     介護保険を「おひとりさま仕様」に
       最期に貯蓄をどう使うか
       ケアサービスにカネを惜しむな
     和解のススメ
       意地を通せば悔いが残る
       思い残しなく生きるために
    あとがき

  • 武道や合気道など、老後男性が独りで生きていく為に何かを練り上げて行くような「道」の話かと思い手に取るが、介護や老いなどの現実的な対応が必要な事を取り上げた本、しかも著者女性だし(私は知らなかったが、有名な人のようね、フェミニスト、社会学者)。がそれはそれで学ぶ事があり、まあまだ先の話だけどもねと軽く読む。

    【学】
    夫に介護される妻は幸せなのか?
    介護はする側とされる側に、強者と弱者の力関係ができる

    下り坂を降りるスキル
    弱さの情報公開する力も大切

    金持ちより、人持ち

  • 読む人の年齢によって、印象がかなり違う本。
    団塊の世代にとっては切実な問題だと思うけど、怒り出す内容でもある。
    団塊ジュニア世代にとっては全く想像できない内容。「なんで上野さんそんなに怒ってるの?」みたいに思う人が多いのではないかな。
    これから親の介護が始まれば、少しは事情が垣間見られるのではないかなと。

  • 女は私くらいの年でも、まぁ集まれば親の介護だ 自分の老後だって話は出ますよ。
    男ってそういうこと話たりしないみたいね。
    自分だけはピンピンコロリで逝けると信じてる。
    あー おめでたい。

    しかしこの本に出てくる話はめでたい話ばっかりじゃなくて、定年後のおそろしい話が盛りだくさん。
    うちの実家にもまさしく濡れ落ち葉がいる。
    まだ健康ですが、妻もまだ生きてますが。
    男おひとりさまになったら・・・これはもうホラーです。

    女がこの本読んだら、「分かる分かる」って思うこと満載。
    とりあえず私の老後への目標は、施設介護→自宅介護へと変化した。

  • 読んでいて、共感できる部分はあまり多くなく、あまり印象に残っていない。死はいつどのような形で訪れるのかは分からないが、ある程度死に方について考えておくことは大事なことだと感じた。

  • この手の本は読んだことがないのですが、以前に話題になったこともあるため、たまたま見かけたので読んでみました。あまり印象に残ることはなかったのですが、本当に自分が男おひとりさまになってしまったら、全然違った印象になるような気がします。

  • 1人、在宅で死ねるんだ…。いいな。目指そう。

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著者プロフィール

上野千鶴子(うえの ちづこ)
1948年富山県生まれの研究者。専攻は社会学で、女性学やジェンダー研究の第一人者として知られる。東京大学名誉教授。著書に『近代家族の成立と終焉』、『家父長制と資本』(岩波書店)、『おひとりさまの老後』(文春文庫)、『女ぎらい』(紀伊國屋書店)、『ケアの社会学』(太田出版)、『サヨナラ、学校化社会』など多数。

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男おひとりさま道 オンデマンド (ペーパーバック) 男おひとりさま道 上野千鶴子
男おひとりさま道 Kindle版 男おひとりさま道 上野千鶴子
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