- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784879547996
作品紹介・あらすじ
「あなた、わたしがいなくなっても、この本があれば、大丈夫ね」定年後の暮らし・健康・お金・時間・終わり方。
感想・レビュー・書評
-
都立図書館の電子書籍版で読む。最初、結婚できない中年男性、まさに自分向け、の本と思ったのだが、結婚されて歳を取って奥さんに先に逝かれてしまった独身男性についての本。
料理の習い方や医者のかかり方等の具体的なハウツーが載っていて必要な人にとってはすごく役に立つ本。
私も将来必要になる日が来るんだろうなぁと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2012/9/16いろいろと役に立つ視点(特に介護)が書かれており、よかった。★4
-
クレカの保険の話が参考になった。
-
「おひとりさま」と聞くと、イコール女性のことととらえてしまいがち。
「男おひとりさま」と明記された本を目にしたため、読んでみました。
男性版なんて珍しいなと思ったところ、内容は単身高齢者を対象としたものでした。
女性版のように、結婚前の独身貴族向けの内容かと思っていたので、当てが外れましたが、ずっとリアルでシビアなことが書かれてありました。
高齢者ともなると、生涯独身を貫いてきた人だけでなく、妻に先立たれた夫も「おひとりさま」となります。
それまで家事を全て妻任せにしてきた夫は、そこで自身の生活力のなさに気付くわけです。
昭和を引っ張ってきた世代の人たちがいま直面しているそういった問題を提示しては、対策を講じている本。
女性の視点から書く内容は、男性が読むとうっとおしいだけなので、大勢のおひとりさま男性に広くアンケートを募り、その結果を元に取材したとのことで、生の肉声が伝わってきます。
年をとるほど「幸せホルモン」といわれる脳内の神経伝達物質セロトニンが減っていき、うつ病になりやすいのだそう。
妻がいなくなることで、どうすればいいのかわからず、無頓着なすさんだ生活を送る夫が非常に多いそうです。
逆に、妻が倒れて介護生活となった場合も、自分の身の回りのこともできない人にはハードルが高すぎる負担となるとのことで、やはり元気なうちから自分一人で生活していけるようにしていくことが肝心だと思いました。
著者はこれまで女性向けの「おひとりさま」の本を書いてきたノンフィクション作家で、今回男性版も手掛けてみたそうです。
上野千鶴子著『男おひとりさま道』の実践編だとのこと。
老いによる体力の衰えは仕方がないことなので、それとどうやって向き合っていくかが大切だとわかりました。
知らないうちに、散骨は違法ではなくなっていたんですね。
厚生労働省からお墨付きが出たとのことで、これからの葬儀もまた変わっていきそうです。
森永卓郎の『年収300万円時代を生き抜く経済学』と玉村豊男の『田舎暮らしができる人 できない人』も、読んでみようと思いました。 -
12.09.16
いろいろと役に立つ視点(特に介護
)が書かれており、よかった。 -
これは隠れた良書。
当方まだ20代ですが、備えあれば憂いなしということでちょこちょこ定年後の生活についても調べています。
(両親がそろそろ定年というのもありますが。)
この手の書籍は大概が筆者の「自慢」や「自己満足」に終始していて役に立たないものが多いのですが、この本は非常に実用的。
筆者が医療や福祉の法律関係の書籍も手がけているとの紹介のとおり、定年にあたって必要となってくる法律知識や制度の仕組みが非常にまとまっています。詳しく調べるためのサイトについて紹介しているのもgood。
さらにそこに終始せず、仕事をやめた後の生きがいや時間の使い方、家事の方法にまで言及しているのも女性ならではの視点か。
定年を迎える高齢者の方はもちろん、若い世代が読んでもためになる一冊。
ただ、法律や制度はちょこちょこ変わっていくのでそこだけは注意。本自体は平成22年発行のものです。 -
この本の対象は60歳定年ごろに突然おひとりさまになってしまった男の方の為の本です。それも実践面からの本なのです。ですので、とても読み手を選びます。