- Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
- / ISBN・EAN: 9784879816009
感想・レビュー・書評
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花のもとに蜜や花粉をもとめてやってくる虫は、たしかにあちこちのカフェにやってくるお客さんみたい。
と、ロマンチックで乙女な文章だが、説明はしっかりしていて、花はどのように花粉を運んでもあるのか、どのように受粉するのか、この花にはどんな虫がやってくるのかなど詳しく書いてあっておもしろい。
タケニグサの常連客はマルハナバチ。花につかまり、マルハナバチが羽音を立てると、振動集紛によっり花粉をめしべに届ける。
カリガネソウはめしべやおしべが長く突き出た花。蝶や虫が止まると、花は大きくしなっておしべとめしべがふれあい、受粉する。
ツバキは鳥専用のれすとらん。ヒヨドリヤメジロが蜜を吸えるよう花びらは厚く丈夫にできている。鳥が蜜を吸うとくちばしにたくさん花粉が付き、次の花を吸った時に他の花に花粉が運ばれる。
南の島のボロジノニシキソウは、オオヤドカリが蜜をすいにやってくる。
ウラシマソウは罠になっており、花粉をからだにつけた虫が次のメスのフードに入り込むと、虫をとじこめる。虫はめしべに花粉をつけながら歩き回り、死んでしまう。
虫が来なくても花たちは自分でおしべとめしべをくっつけて自ら受粉したり、風の力を使って花粉をまき散らしたりして増やすことが出来る種類がおおい。でも、虫にいろいろな花粉を運んでもらうことによって、病気につつよい種類を増やしている。
Q・全然違うタイプの花の花粉がめしべについたら、花はどうなるんだろう?たとえばつつじの花粉がチューリップについたりしてつつじチューリップみたいな花が誕生したりはしないのかな??詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ふりがな、3年生以上?
ページ数が多くて、植物の情報多目かな