見ちがい言いちがい

著者 : サミュエル・ベケット 宇野邦一

• 書肆山田 (1991年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[Kayaさんの感想 · 2012年4月25日]

寝床から、彼女には金星の昇るのが見える。あいかわらず晴れた空に、太陽を背にしてきんの昇るのが寝床から見える。そのとき彼女はこの生命の源をうらむ。あいかわらず。晴れた夕方、彼女は仕返しを味わう。金星の仕返しを。もう一つの窓にむかって。古い椅子にぎこちなくすわり、輝く星をみつめる。

[neoyamaさんの感想 · 2012年12月1日]

ベケットの選ぶ言葉が好き

[著者不明さんの感想 · 2005年10月14日]

これで出会いました

著者プロフィール

1906年アイルランド生まれ。小説家・劇作家。『モロイ』『マロウン死す』『名づけられないもの』の小説三部作や、戯曲『ゴドーを待ちながら』を発表。1969年ノーベル文学賞受賞。1989年没。

「2022年 『どんなふう』 で使われていた紹介文から引用しています。」