池澤夏樹詩集成

著者 :
  • 書肆山田
3.60
  • (3)
  • (3)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 28
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879953735

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 池澤夏樹さんが、30代に書いた詩集2編。そして、そのころに書いた詩を集めた詩集です。

    池澤さんはここ何年かで、再び詩を書きはじめました。でも、落ち着いた詩的世界の広がる最近の作品より、これに載っている30代の頃の詩の方が、わたしは好きなのです。
    どこか満たされず、何かを探し求め、掴みかけてはそれを逃し、そしてまた探す…。
    20~30代とは、時代背景がどうであれ、そんなことの繰り返しではないでしょうか。
    美しい言葉の端々から、そういった苦悩が見え隠れします。自分もまた、苦悩する世代ゆえに、共感の念を隠せないのです。
    値段は張りますが、池澤さんがお好きな方にはオススメしたいです。

    「塩の道」には、合唱曲「ティオの夜の旅」で使われた詩が収録されています。

  • 池澤夏樹さんの詩!

  • 透明な言葉の力を感じることができる。

全3件中 1 - 3件を表示

プロフィール

一九四五年、北海道帯広市生まれ。旅と移住が多く、ギリシアには七五年から三年間滞在。小説、詩、評論、翻訳など幅広い分野で活動する。著書に『スティル・ライフ』(中央公論新人賞、芥川賞)、『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)、『花を運ぶ妹』『カデナ』『光の指で触れよ』『世界文学を読みほどく』『アトミック・ボックス』等多数。また池澤夏樹=個人編集『世界文学全集』、同『日本文学全集』も多くの読者を得ている。

池澤夏樹の作品

ツイートする