じゃあ、死にますか? リラックス外来トーク術 (本当に明日から使える漢方薬シリーズ)
- 新興医学出版社 (2011年5月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880028279
作品紹介・あらすじ
本書は、医師にとって必要とされている外来診療の、いわばテクニック集といってよいであろう。こう言うと味もそっけもないが、患者さんに対する愛情が根底になくてはならないということが肝である。患者さんに対する愛情、医師に対する信頼感という枠組みの中で発せられていい言葉や行動があるものである。医師自身が、まず自分の立ち位置をよく確認して、患者さんとの人間関係を、よく認識して接することが最も重要なのであると確信している。
(推薦の序より抜粋) 帝京大学医学部長 寺本 民生
感想・レビュー・書評
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血管外科医であり、セカンドオピニオン外来の先駆者であり、また西洋医学を補完するために漢方を活用している著者による、外来トーク術の本。医師と患者との関係には、ただ1つの理想像があるわけではなく、時には患者を叱ったり、タイトルのように「死にたい」という患者に「じゃあ、死にますか?」と逆に問いかけるような、ざっくばらんな対応もアリなんだよ、と語りかけてくれる。また、漢方についても1章を割いていて、西洋医学的病名がつけられなくても患者の訴えに応じて「試してみますか?」と勧めることができる、そのため、自分の専門外のことを相談されてもリラックスして診療ができるようになった、とその有用性を説く。外来診療も漢方の処方もしたことはないが、読み物としても非常に面白かった。自分が患者だったらこういうコミュニケーションのできる医者にかかりたいな、と思った。
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