インフルエンザパニックが教えてくれたこと: タミフルで予防?ワクチンで軽くすむ? (ジャパンマシニスト育児新書 1)
- ジャパンマシニスト社 (2011年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (147ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880496115
作品紹介・あらすじ
二〇〇九年という年は、新型インフルエンザが大流行した年として、歴史のなかに刻まれることでしょう。ふり返ってみると、大騒ぎした一年でした。マスクが飛ぶように売れたり、あちこちの公共施設の入口に手指消毒用ウエルパス(商品名)などが置かれたりしましたから、マスクやウエルパスの製造元はおおいにうるおったはずです。
●
とにかく死者が少なかったからいいのではないか、国民をインフルエンザから守るということで使われたのだから多少の無駄づかいがあってもよいのではないかと多くの人が納得しているようです。
しかし、ぼくはこのインフルエンザ騒ぎのなかで起こったさまざまな問題を、見すごしたままにしておいてはいけないと思います。
そこで、ぼくなりに、この新型インフルエンザについて二〇一〇年末の時点でのまとめをしておこうと思い立ちました。
●
現代という時代は情報があふれています。
スペイン風邪が流行した一九一八年という時期にくらべれば、格段に情報が得やすくなっています。パソコンを使えば、山ほどの情報を得ることができますし、マスコミ、マスメディアも情報を垂れ流しているように見えます。しかし、ぼくはその裏で、巧妙な情報操作がされているのを感じます。
すべての情報が伝えられているわけでなく、隠された情報があるのです。
たとえば、新型インフルエンザの原因になったウイルスは、メキシコにある大規模な畜産工場でうまれたものであり、新型ウイルスがうまれた理由としてはその畜産の方法が挙げられるといったことが、ほとんど報道されないのです。また、この騒ぎのなかで人権を侵害された人たちがいたということも、大きくとりあげられることがありません。
●
タミフルについては、「重大な副作用は証明されず有効性はきわめて高い」と報道され、タミフル服用によって転落死などの悲惨な事故にあった人たちのことは忘れ去られようとしています。ワクチンについても「ほんとうに効くのか」といった疑問がマスメディアなどから発っせられることもありません。
そこでぼくは、そうした?情報操作の結果、市民の目にふれにくくなっている事実?にスポットをあてることにもしました。それには、いろいろな文章を引用させていただきました。とても貴重な文章なのに、みなさんの目に届きにくいと思われるものを選んでのせさせていただいています。ご了承ください
感想・レビュー・書評
-
タミフルの怖さを再確認。
分かりやすい文章で、サクッと読めた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
インフルエンザはしんどいけど一週間で治る病気!大きな病気を抱えてない限り、薬の使用禁止!ワクチン不要!効果不明でリスク(死亡する場合あり)の方が高い!国や学会や報道機関に惑わされるな!無駄に煽って、患者を陥れ、風評被害を作るな!無駄な医療費使うな!過去のスペイン風邪などの反省から、適切な対応を!!
というのを訴えている本!
国の陰謀が見え隠れすると気持ち悪いけど、でも、死に関わることになると、効果ありそうなだけで施行され、結果オーライで成果にしちゃうんだろうな、むしろ迅速な対応を評価しちゃうんだろうな、と思っちゃうのは大企業病?めでたしめでたしで終わるのではなく、時間はかかるかもしれないけど、パンデミックの対応方法をちゃんと事後評価して、対策練って、訓練して、良い方向に経験を生かしていきたいですね。大震災のように!
それでもやっぱり薬大国日本はおかしいと思う。
以下、メモです。
タミフル、リレンザなどの抗インフルエンザ薬は解熱効果はあるが、逆に熱を急激に下げすぎて、異常反応を起こす場合も!
ワクチンも、ちゃんとした臨床試験が行われずに効果ありとの評価され、本当に効くのか疑問!?前橋市の実験で効果がないことを証明して、小学校がようやく義務から任意に!
効果が不透明なものを、効果ありと認定して、国や学会、マスコミが推薦して、市場の流通を煽る。製薬会社が儲かる。でも、予防や医療の必要経費として払う。重症患者が少ない理由を薬とワクチンのおかげにして成果にする。こんな気持ち悪い循環が巡っていると思うと恐ろしい。 -
インフルエンザはこんなにもおそろしい!と、根拠のない「不安情報」を流しつづける専門家や報道関係者。いっぽう、アメリカの報道からはじまった「新型インフルエンザ」だが、そこで流されたのは、冷静な対応を呼びかける「安心情報」だった…。