神曲

  • 宝島社
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本棚登録 : 18
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880634777

作品紹介・あらすじ

ダンテがヴィリギリウスに導かれ、地獄の最下層から一歩一歩旅をし、やがて煉獄、天国へと昇ってゆく物語。旅の過程で目にした様々な光景、そしてダンテ自身の精神の変容がリアルに描かれた世界文学屈指の古典!ドレの挿画133点収録。

感想・レビュー・書評

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  • ダン・ブラウンのインフェルノを読んだ後、矢も盾もたまらず図書館で借りました。

    全編通して読む体力はないわ〜ということで、かなり省略された絵本スタイルのこちらをセレクト。

    …………予想してたより……グロくないなァ………←

    本作を徹頭徹尾、通貫しているのは、

    政争に敗れたダンテの、政敵に対する恨み辛み。

    若くして亡くなった恋人・ベアトリーチェへのありあまる思慕。

    この2点のように思いました(インフェルノを読んだ後だから、無意識にそこに着目したのかもしれませんが…)。

    ダンテが精緻な描写に努めたのは、混沌とする彼岸の世界の姿かもしれませんが、かつて彼を恋の奔流に叩き込み、やがて追い詰めるまでに至った人間心理こそ、混沌を極めた描写の難いものよねぇとシミジミしたのでありました。

  • ずっと読んでみたかった神曲

    絵本版

    意訳なので読みやすい

    地獄の様子がよくわかった
    日本の地獄と似てるなぁ

    コキュートスとか元ネタがわかってよかった

  • 2010年現在、もう手に入らないので図書館で借りてきました。
    大判の本で装丁が素晴らしい。

    サイズの小さい廉価普及版(http://booklog.jp/asin/4796675493)が出ています。

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著者プロフィール

1265年、フィレンツェ生まれ。西洋文学最大の詩人。政治活動に深くかかわり、1302年、政変に巻き込まれ祖国より永久追放され、以後、放浪の生活を送る。その間に、不滅の大古典『神曲』を完成。1321年没。著書に、『新生』『俗語論』『饗宴』 『帝政論』他。

「2018年 『神曲 地獄篇 第1歌~第17歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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