- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880651255
作品紹介・あらすじ
人気作家が夢の競演!80年代後半から90年代前半を鮮やかにつむぎ出した、8人の作家によるさまざまな恋のかたち。あの頃、恋は瞬いていた——珠玉の恋愛小説アンソロジー。04年直木賞作家・角田光代の短編「猫男」が読めるのは本書だけ。
感想・レビュー・書評
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以前手に取って読んだ本だったのに、また手に取って読んでしまった。
以前読んだはずのものを読み進めて、あれ?読んだことあるかも... と途中で気がついた(笑)
あんまり印象に残るものが少なかったのかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
グダグダだった。
山田詠美:一番好きだけど、ゆるぎなくただの山田詠美という感じ。鷺沢萌:若者の時はこういう話好きだった。佐藤正午:夢見がちな男子だね。島田雅彦:そうかそうか。谷村志穂:全国の愛猫家に謝れ。川西蘭:少女漫画だった。一番無理だった。川島誠:いつもの川島誠。角田光代:K和田くん優しいわ、主人公の頭の中は幸せだわでもう散々。 -
2014年2月16日
装丁/戸村守里 -
好みの話は無かった。
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8人の作家たちが競作した
恋愛小説たち
あんまり恋愛小説でもないような気がするものもあれば、
おもしろいかな!と思えるものもあり、
よかった -
あんまり気に入らなかった。短編集。
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ときめきのある恋ではなくて、愛情が綴られていた。お気に入りの作品はなし。
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大人向けなので、
私にはまだ少し読むのが早かったような気がする。
もう少し大人になってから、もう1回読んだのならば、
また違った見方も出来るだろうし、
面白いと思えるのではないかと思った。 -
濃かった。
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鷺沢さんのがすごく好きだ。アイダの気持ちまるでわたしみたい。アイダみたいに分かってくれるひとがわたしもほしい。
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恋愛小説の名手といわれる面々が勢揃いですが、その中でもやっぱり佐藤正午がいい。
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山田詠美がやっぱり一番好きだった。
でも、胸がキュンとするのはなかったなあ。 -
う〜ん。
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恋愛にまつわる、短編集。全体的にぐだぐだ。はっきり言って、イマイチな作品ばかりを集めましたといった感じ。しかし一番初めの作品、山田詠美の「ぼくの味」だけは、高く評価したい。この本の中で唯一、読む価値がある。大人な彼女に溺れる、子犬のような「ぼく」。全体に漂う甘い、妖しくも哀しい雰囲気が、妙に心にしっくりくる。何よりも必死で彼女の気を引こうとする「ぼく」が子供のように可愛らしくも、どこかみだらで、とても魅力的に描かれているのが印象的。うん、好きだなこの子。
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色々やけど全体的に鈍い赤。
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山田詠美・鷺沢萠・佐藤正午・島田雅彦
谷村志穂・川西蘭・川島誠・角田光代
がそれぞれに恋愛を綴った短編オムニバス。
山田詠美と鷺沢萠以外は初めて読んだ人ばっかりでしたけど
どの人も個性が現れていてなかなかよかったです。
一口に恋愛ものと言っても
いろんな表現の方法があって
例えば山田詠美は恋愛をエロく正面から捉えているのに対して
佐藤正午は恋愛をきっかけにして
物書きの特性みたいなのを描いてたりで
ホントに多種多様。
そして短編なので気軽に読める。
なかなかよくできた構成の本だなと思いました。
僕は角田光代の「猫男」がすごく印象的でした。
他人の弱さに共振して自分をすり減らし
共振された人はいずれ立ち直るんだけど
自分はすり減ったままな男の子の話。
なんだか泣きそうになりました。