談 no.109 〈ポスト真実〉時代のメディア・知性・歴史

制作 : 公益財団法人たばこ総合研究センター  アルシーヴ社 
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  • Amazon.co.jp ・本 (82ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880654164

作品紹介・あらすじ

〈ポスト真実〉時代のメディア・知性・歴史

これまで、メディアは私たちのリアリティをつくるものとして論じられてきた。情報がメディア=媒体と一体となってリアリティなるものを構築していると思われてきたのである。一方、トランプ大統領の出現により、メディアに流れる情報の信頼性が大きく毀損されたと考えられる。情報が小分けになるソーシャルメディアとそれを可能にしたスマホ。「真実」が存在するという実感がすでにうすれはじめているのだ。

このような事態に対して、「ポスト真実」「ポスト・トゥルース」といった言葉で現代の状況を捉えようとする見方が出てきた。客観的な事実が必ずしも重要視されない時代になったというのだ。

今こそ、メディアとの付き合い方を考え直さなければならないのではないか。メディアの歴史を研究してきた諸研究者を中心に、メディアおよびジャーナリズムの歴史を紐解きながら、メディアの現在、メディウムそのものの未来を考察する。

感想・レビュー・書評

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  • ◆1/28オンライン企画「わたしの“モヤモヤ”大解剖―わがまま論・つながり論を切り口に―」で紹介されています。
    https://www.youtube.com/watch?v=GTaAW7pHRII
    本の詳細
    http://suiyosha.hondana.jp/book/b288125.html

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著者プロフィール

西田亮介(にしだ・りょうすけ)
1983年京都生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院准教授。博士(政策・メディア)。
専門は公共政策の社会学。著書に『ネット選挙——解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)、『無業社会——働くことができない若者たちの未来』(工藤啓との共著、朝日新書)、『情報武装する政治』(KADOKAWA)、『コロナ危機の社会学』(朝日新聞社出版)がある。

「2021年 『新プロパガンダ論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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