バーナード・マドフ事件 アメリカ巨大金融詐欺の全容

  • 成甲書房
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本棚登録 : 115
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880862620

作品紹介・あらすじ

NYユダヤ金持ち層の多くが財産を吹き飛ばした被害総額6兆円。日本のマスコミが無視する史上最大のネズミ講。お金で騙した者たち、お金で騙された者たちの痛恨記。

感想・レビュー・書評

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  • リーマンショックと同時に起こったこの事件は日本では大きく取り扱われてなかった(?)このような事件があったのだなーと驚きました。

  • 最近、獄中で亡くなったこと、逮捕後の家族の悲惨な末路を知り、事件について詳しく知りたくなり読みました

  • 非常に細かな情報が多く頭に入りにくい箇所もあったが、米国に置けるユダヤ社会のヒエラルキーに構造やニューヨークにおける富裕層内での序列について知ることができた。

  • マドフ\(^o^)/バンザーイ

  • 2008年リーマンショック後に発覚した、ナスダック創立者が起こした市場最大の詐欺 総額5兆円を超えると言われています。世界中の銀行や機関投資家、ファンド、プロの方々がなぜだまされたのか?ここにはとても興味がありました。アメリカ社会の中での、白人とユダヤ系との人種差別の根の深さなど、非常に興味多く読むことができました!!

  • うーん、タイトルと内容に引かれて買って読み出したのですが、各章ごとに内容の被りが多く、訳文も酷くて全然頭に入ってこない…。ニューヨーク周辺の地理に詳しい方ならなんとか読みこなせるかもしれないですが、ちょっと僕には無理でした…

    アメリカユダヤ社会の構図が分かるかと思ったのですが残念…(読了できず。第3章ぐらいで諦めて、読むのをやめる…)

  • 被害総額6兆円、四半世紀以上も続いた世界史上最大の「ねずみ講」に関するドキュメント。世界の有名人、王族、そして金融のプロまでが揃ってマドフの詐術に引っかかった。野村證券も320億円やられたという。本書は、「なぜねずみ講のような簡単な手口に名だたる投資家がだまされたのか」という心理面について掘り下げる。それは「人間は集団で狂気に走る」という集団心理〜日本では「赤信号みんなで渡れば怖くない」ともいう〜にほかならず、バブル形成のメカニズムとまったく同じである。マドフが構築したねずみ講が、アメリカのサブプライムローン問題に端を発するバブル崩壊によって明るみに出た現実は、その点でまことに興味深い。心理面に関する考察は読み応えがあるが、一方で果たしてマドフ1人がこれを仕掛けたのか、6兆円はどこに消えたのか(文中では6000億円の資金返還ができなくて破綻したとある)、1990年代から投資家の通報・警告を受けていたSEC(証券取引等監視委員会)はなぜ動かなかったのか....といった事件そのものの謎はほとんど明らかにはされていない。まあ、マドフが1人で罪をかぶって沈黙している現状にあっては、そこまでの中身を求めるのは酷でもあろうが、読後には未消化感が強く残る。

  • 「人間はもともと欲深い生き物であるから、騙されてしまう」という教訓。日本のマスコミがこの報道を頬被りしているのは、投資意欲を減じて巨大金融機関の怒りを買うからという見立て。

  • 2010/10/05読了:
    アメリカの金融も結局、人のつながりなんだなぁ。ナスダックがコンピューターの金融取引の始めであり、今の高速売買の元なんだというのがよく分かった。

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著者プロフィール

アダム・レボーイギリス生まれのジャーナリスト。ハンガリーの首都ブタペストを拠点に活動する。フィナンシャル・タイムズ紙、エコノミスト誌、タイム誌、モノクル誌、その他多くの媒体に寄稿。これまでに7冊のノンフィクションの著書を発表。『Hitler's Secret Bankers』(邦訳『ヒトラーの秘密銀行』)はスイスのナチス協力に関する草分け的な書であり、『The Believers:How America Fell for Bernard Madoff's $65 Billion Investment Scam』(邦訳『バーナード・マドフ事件』)では史上最大級の金融詐欺事件の全容を解明するなど、経済マスコミ・金融史学界が尻込みするテーマを果敢に追及している。本書は、主要国の中央銀行のネットワークであるBIS(国際決済銀行)が第2次大戦中も敵味方となく資金決済をしていた事実を暴き、現在も国際金融体制を支配している実態を描きあげている。

「2016年 『BIS(ビーアイエス)国際決済銀行 隠された歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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