アップル、グーグル、マイクロソフト-仁義なきIT興亡史-

  • 成甲書房
3.89
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本棚登録 : 69
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880862941

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったのは話の根底が技術ベースで記載されているところです。普通であれば、こういった書籍だと、各会社の歴史を時系列におりまぜながら進めていくと思うのですが、この本は「検索技術」であったり、「クラウド」であったり「タブレット」であったり。その時々の技術に対してどう取り組んだかを俯瞰的にみることができるので面白かったです。
    技術そのものの取り上げ方は時系列ではあるのですが、時間軸で見ずに技術を軸に見るというのがとても頭に入りやすいというか、技術者にとっては読みやすい本だったと思います。

  • グーグル創業あたりの年から2012年くらいまでのグーグル,アップル,マイクロソフトの盛衰と取り巻く環境の移り変わりが描かれている。
    今当たり前のように使われている製品の生まれた舞台裏などを小説で読むのか好きなので、これも非常に面白く読めた。
    当たり前のことだが、登場人物名がカタカナなのでこれ誰だっけとなることが多かった。

  • 2017年7月7日読了。主に2000年以降の検索、携帯電話、音楽ビジネスなどにおける、タイトルの3社とそれ以外のIT企業の興亡をつづった本。というか「いかにマイクロソフトが落ちぶれたか」という方が本書の内容に近いか…?勝てるチャンスはいくらもあったのに、検索ビジネスはグーグル、携帯電話市場はアップルとグーグル、音楽ビジネス(Zune!)もアップルに支配され、とMSは全くいいところがない。「会社潰れててもおかしくないんじゃない?」という印象も受けるがMSが依然大会社であり続けているのは、Windowsの存在と法人向けビジネスが好調だったおかげであり、バルマーさんが何もしていなかったわけじゃないよ、ただ個人向け製品の流れを読み切ることはできなかったんだよ、ということかな。同様の目標を掲げて消えていった会社もたくさんあることだろうし、結果から「あのときこうしておけば」を問うても意味のないことだが、それでも歴史の転換点というのは多くあり、学ばされることは多い…。

  • * 読みやすくて面白かった。
    * スマートフォンに関する歴史について振り返ることが出来た。
    * MS は社内政治と Windows + Office というビジネスモデルによって身動きがとれていない状況なのがよく分かる。
    * Google が Android を開発した理由がよく分かっていなかったが、理解できてよかった。
    * 販売台数だけで勝者が一社と考えるのではなく、各社が自社のビジネスモデルに沿って利益を上げられているので敗者とはいえないという最後のまとめはよかった。
    ** なんでも勝ち負けのように単純化して二値で考えるのはよくなくて、現実にその中間があるということを最確認できた。

  • 翻訳が中途半端

    NotesとReferences and further readingが欠落している。

    2013/03/23図書館から借用;2013/03/31から読み始め;04/06読み終わり

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