サヨナラ! 操作された「お金と民主主義」 なるほど! 「マネーの構造」がよーく分かった

著者 :
  • 成甲書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880862958

感想・レビュー・書評

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  • 職場の先輩に貸してもらった本。
    『舟を編む』を貸したお返しだったのだけど、こういう本を普段は読まないので新鮮かつ困難だった。

    国民が選んだ政府が通貨を発行していないことが、今日の財政赤字、所得格差、その他諸々の問題の原因だと著者は主張している。
    銀行がどのように通貨を作っているかを図解した後、その通貨を使うことは借金をすることであり、借金を返すために更なる借金をしなくてはならないと話は続く。
    そして、話は現在のシステムが作られた経緯の説明になる。

    前半の通貨の仕組みの話は比較的興味深く読めたのだけど、歴史の話はもともと苦手なのもあり、少し読んでは寝て、起きてまた読んで眠くなる…というペース。
    日本史だってダメなのに世界史はもっと無理…。
    なので、経緯はなんとなく読んだというレベル。

    では、今の操作された偽りの民主主義から抜け出すためにはどうすればいいのかについては、かなり困難なのではないかと思われることが書かれていた。
    通貨の発行がどれだけ大きな意味を持つかは何度も繰り返されるので、少しは分かった気になっているけれど、政府にそれを任せても大丈夫なのかしら?
    …なんて考えてしまうところからスタートです。

    この本だけで考えるのもどうかと思うので、もう少し同テーマの本(出来れば違う視点で書かれているもの)も読んでみようかな。

    • MOTOさん
      こんにちわ♪

      この、ちょっと難しそうな本がtakanatsuさんの元へと来たエピソードが面白かったです。^^♪

      (私なら(うっ…!?)っ...
      こんにちわ♪

      この、ちょっと難しそうな本がtakanatsuさんの元へと来たエピソードが面白かったです。^^♪

      (私なら(うっ…!?)って、なっちゃいそうですけど。(笑)
      読みたい本って、まるで順番待ちしてるかのごとく次々と後に控えてるから、
      どうしても興味持てない分野の本は後回し…
      に、なってしまいますよね。

      そういう意味でも、人から手渡された本!と、あっては、真剣に読まざるを得ないから、
      自分のなかの空白の部分を埋めるいいチャンスになるモンだな~と、羨ましく思いました♪

      本好きの先輩がいて、良かったですね!^^♪

      2013/07/03
    • takanatsuさん
      MOTOさん、コメントありがとうございます!
      「(私なら(うっ…!?)って、なっちゃいそうですけど。(笑)」
      タイトルを見た時は「無理かも…...
      MOTOさん、コメントありがとうございます!
      「(私なら(うっ…!?)って、なっちゃいそうですけど。(笑)」
      タイトルを見た時は「無理かも…」と思いましたが、読んでみると図があったりして、たぶん難易度の低い本を選んでくれたんだと思います。
      それでも時間がかかりましたが…。
      小説とこういう本(ビジネス書?)では、まったく違う思考回路が必要なんだなと身に染みました。
      小説ばっかり読んでいた脳にはリハビリに近い行為だったかもしれません。
      「本好きの先輩がいて、良かったですね!^^♪」
      そうですよね。本当に有難いです。
      あとはこの本の疑問点を先輩にぶつける機会があれば言うことないのですが、迷惑かな?と心配でもあります(笑)
      2013/07/04
  • これをわかりやすく紙芝居にしようと思う。文字とか極限まで減らして。言うなれば、ユニバーサル紙芝居。本を読まない人たちへ広げるには…

  • お金の仕組み、金融について読んだこれまでの本の中では一番分かりやすかった。本書は読んで損は無いと感じた。現代における通貨・マネーとはどのように創造されているのか、銀行の役割とは、そこにいたる歴史など、どの書籍にも分かりにくい説明ばかりだったのだが、本書を読んですっかり納得できた。さらに、そのマネー創造という最大の権力を牛耳っているのが誰なのかということ。中央銀行が政府から独立しているということがどういうことなのか。しかも各国の中央銀行を支配しているのはどういう組織なのか。後半、真実を含んでいるのだろうけど多少陰謀論的な話しになるところや、今後どうすべきかという著者の意見はちょっと理想的、単純すぎる気もしたが、いずれにせよ本書で明かされているマネーや金融・政治に対する認識を持っておくことは必須であると感じた。

  • マネーと民主主義の欺瞞に斬り込む好著。天野統康〈あまの・もとやす〉はファイナンシャル・プランナーで文章は「わかりやすい合理性」に心を砕いている。資本主義経済は既に政治を凌駕した。政治は経済に収束され、利権に着地する。選挙民は自分の頭で考えることなく、所属している企業・団体・組織・教団が支持する候補に投票する。大衆には責任がない。民主主義は必ず衆愚へと向かう。エントロピーは常に増大するのだ。
    http://sessendo.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

  • 「お金」についてよくわかるように書いてある。いままで意図的に教えられてこなかった訳がわかる!

    アベノミクスがなぜダメなのか明確に本質的な理解ができます。

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