7日間でマスターする配色基礎講座 (DESIGN BEGINNER SERIES)
- 視覚デザイン研究所 (2000年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784881081532
作品紹介・あらすじ
美しい配色を自分でつくり出す自信はないけど、「きれいな配色だなあ」と思ったことはある。こんな経験のある人ならば、実はセンスが眠っているだけ。この本では配色の効果と仕組みを、わかりやすく解説している。
感想・レビュー・書評
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色の温度感とか、若い配色落ち着いた配色など実例を見られるのはよかった。ただ後半似たような説明でダレてくるのと、例示されている写真が正解のもの以外かなり無茶な補正をかけているせいで不公平な比較となってしまっていた点が残念。
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配色の3属性と5役色
3属性 色相、彩度、明度
色立体に置き換えて理解する
5役色 主役、脇役、支配、融合、アクセント
色立体や色相環のイメージが分かりやすい -
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仕事で行き詰まっている資料作成の足しにならないかと思って読んでるシリーズです。
しかし、レイアウト基礎講座、人の心を動かす文章術は出来るかどうかはともかくとしてふんふんと読めたのにこれはダメだぁ〜。
書いてあることは理解できる。
理解できるけど、これを読んでもセンスの良い資料を作れる気がしない。
あ〜ん、センスのないものに愛の手を! -
初版が2000年で参考資料が古臭く少し萎えたが内容的には問題なく読み進められた。
色のトーンを構成する3要素(明度、彩度、色相)についてわかりやすく書かれていた。
また色の面積、配色による効果も論理的に説明されていて参考になった。
配色に対する良し悪しのベースとなる基準が少しできた気がする。もう少し配色に関する本は読む。
「日本庭園のつくり方が料理の盛り付けにも生きている」
「美味しそうに見える料理はトッピングや、備え付けなどの食材、盛りつける食器などの色彩が響き合う」
という話があって、グラフィックデザイン以外のものを見る目も変わる気がした。 -
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本当に7日でマスターできるわけありませんが(笑)、わかりやすさではピカイチの良書です。例題がわかりやすく、「なるほど」「たしかに」と頷きながら進めることができます。ファッションセンスがない、色使いが下手と悩んでいる人におすすめです。
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仕事での必要性から読了。配色はセンスではなく、「型」。感覚として自身に染み込ませんといかんなー。
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最近、大学イベントのポスター制作をすることが増えて来たので、
1年くらい前に買った配色の入門書を読み返してみた。
この本を買ったそもそもの理由は、もっと色を意識して写真を撮れるようになりたかったから。
写真もそうだけれど、良い作品って生まれつきのセンスだけで出来るものじゃないと思う。
「なぜこの構図なのか(なぜ別の構図にしないのか)」
「なぜこの配色なのか(なぜ別の色を使わないのか)」
制作過程で出るこういった疑問に「なんとなく」ではなくて、
論理的に説明できてこそ、胸を張って自分のした「仕事」だと言えるのではないか。
何においてもド素人の自分が言うのもおこがましいかもしれないが、
あらゆるクリエイティブな作品(小説、音楽など、あるいは研究も?)は
「99%の論理と1%のひらめきから成り立っている」
と言うことができるんじゃないかと思う(誰かが言っていた言葉かもしれないが、思い出せない)。
「論理」は「哲学」とか「経験」などと言い換えられるかもしれない。
ともかく、先行する人々が蓄積した技術・成果や、自身の経験から得た法則や体系、方法論など
言語化・可視化できるものが99%にあたるのだと思う。
そこを極めるのがまず第一。
そして残り1%は、言葉にできない、おどろおどろしい、情念というか妄執というか、
得体の知れない何か……そのナニカによるひらめきが、やっぱり、必要なんじゃないか。
大げさに書いてしまったけれど、僕にゃまだナニも分りません。