名画に教わる名画の見かた (リトルキュレーターシリーズ)

著者 :
制作 : 視覚デザイン研究所 
  • 視覚デザイン研究所
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784881081556

感想・レビュー・書評

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  • 波佐見の雑貨屋で見かけて買おうか迷ったけど買わずに図書館で借りた本。結果としては、買わなくてよかったと思う。
    イラスト多めに名画の解説をするのかと思いきや、「名画に教わる名画の見方」というのは、画中画や名画のオマージュについて書いたもので、タイトルの最初の名画と、次の名画は別のものだった。それはそれで面白いし、画中画というものがこれだけ多く、そしてさまざまなメッセージをもって描かれているということは驚きだった。
    ただ、ちょっとごてごてしているし、段落もいろんなところにあって読みづらく、初見のときに感じた「すらすら読めそう」というものではなかった。

  • いやこれは、そうとう良い。

    僕のように絵を見るのは「好きか嫌いかと言われれば好き」というくらいの素人にとっては、ページをめくるたびに目からウロコ。
    「なんか美術の教科書に出てくる絵」くらいの認識だった作品が、美術史上どのような位置づけにあるのかとか、深読みするとこういう解釈ができるとか、ほんと手取り足取り解説してくれる。美術界の町山智浩の称号を挙げたいくらいだ。ありがたい。

    もちろん読んで楽しめるし、ただ「眺める」だけでも楽しめるスグレモノ。

  • 20130617再読了 眺めて楽しい。特にはじめの2章(1アトリエに置かれた絵画、2たくさん並べられた絵画)は、時系列で変化を追えるのでおもしろい。

  • ルネサンス以降の絵なので、興味無かったが、色々な視点から見ることにより、興味が湧いてきた。セザンヌって偉大なのね。

  • 画中画の解説がわかりやすく色々なパターンも網羅、かなり良い。具体例も多く、言葉も難しくない。勿論フルカラー。字は細かいが気にならない程度。

  • 中世から現代までの絵画について、時系列で特徴あるテーマを解説した本。
    解説にとりあげる絵として絵が描かれた絵(画中画)を選んでいて、
    画家の本音を読み取ろうとしたということです。

    いろんな時代の画家が、どんなことを考え、生活していたか?
    ということがおおまかにわかって
    文章はやさしく書かれているし、読んでて楽しかったです。

    一枚の絵を深く読み込むことはありませんでしたが
    時代背景を知ることができたし、みたことのない絵がカラーでたくさん見られたし
    絵を描くさまざまな動機を知ることもできたし、
    興味深い内容がたくさんありました。

    読んでいてちょっと違和感があったのは、
    アトリエ、画廊、自画像、引用、画面構成、など
    テーマを区切ったうえで解説が行われているのですが、
    どうしてそのテーマが選ばれているのかよくわからなかったこと。

    まずテーマありきで時代背景や個々の絵を解説していて
    時代を取り上げたいのかテーマを取り上げたいのか画家個人を取り上げたいのか、
    なにやら混沌としたまま説明を受けている印象を持ちました。

    まあ何百年もの間に描かれた絵について隅から隅まで理解しようなんて
    一冊の本では無理なことで、
    うがった見方なのですが、絵を解説するための切り口がどういうものか、
    個人的にはとても勉強になった気がします。

    絵の描かれた背景を楽しく知ることができました。
    絵に興味を持ちはじめて、さまざまな時代の絵を整理して捉えたい方におすすめかと。

  • いろんな名画・画家の元ネタ(モチーフ)や裏話がわかる。かなりわかりやすいし見やすいし、古典芸術から現代美術までカバーしてる。おもしろかった。

  • ときどきぱらぱら。

  • 絵の中に描かれた絵「画中画」にスポットが。

  • 「巨匠に教わる〜」の姉妹編のような本。画家一人ひとりを見るなら「巨匠に教わる〜」作品の描かれた背景を知るならこちらです。

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著者プロフィール

1956年 仙台生まれ横浜育ち。明治大学経済学部経済学科卒業。
在学中小野二郎氏に影響を受けデザイン美術に興味を持つ。視覚デザイン研究所入社後、内田広由紀に視覚によるコミュニケーションデザインを学ぶ。2012年 日本国際交流基金の招きによりパリ、ローマ、ロンドンにて「和の色」講演。
視覚デザイン研究所 編集長

「2020年 『マカロン配色見本帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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