神々の指紋〈上〉

  • 翔泳社
3.33
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本棚登録 : 623
感想 : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784881353486

作品紹介・あらすじ

一五一三年に描かれたという奇妙な地図。そこには一八一八年にはじめて発見された南極大陸の姿が詳細に描かれていた。しかも、一九四九年のスウェーデンと英国の南極大陸調査団がはじめて明らかにした、クイーンモードランド地方をはじめとする氷床の下の地形までもが正確に描かれていた…中南米各地の遺跡と、そこに伝わる伝説を調べるうちに、奇妙な「暗号」が浮かび上がる。不滅の暗号が伝える人類の過去とは…人類文明の発祥の謎を解き明かす驚愕の新事実が徐々に明らかになる。

感想・レビュー・書評

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  • ステファンへ

  • 問題だと思う部分もあるけれどいろいろ考えるきっかけになった本。大昔に生きた人々が今を生きる私達に警告をしてくれているとしたらそれを受け継ぎ未来につなげたい。天変は、この惑星に住む限り続く事である。☆

  • 情報の羅列みたいなところが多く、眠くなる。
    こじつけに聞こえる箇所もある。
    犬とか叔父殺しとか近親相姦とか、昔話や神話には普通に多いんじゃない?
    数字も、それだけ足したり引いたり描けたりしたら一致するんじゃない?
    でも、一応成程なところもなくはない。エジプトやマヤの文明には前段があった、とか。

  • ずいぶん前に読んだ本。まぁ、内容はともかく、本書で、世界の古代文明に関する遺跡の名前や位置を覚えることができた。確かに、これは収穫であった。当時、マチュピチュなんてぜんぜん知らなかったからねぇ。上巻。

  • 神話はピンとこないぶぶんがあるけど、ペルーの遺跡は行ったこともあるので神秘を感じる

  • 古代文明や歴史について宇宙について興味のある人は、好奇心がくすぐられる内容になっていて興味深い内容も数多くあります。
    世界の遺跡や遺産に焦点を当てながら謎解きをしていく様子が面白い。

  • この本を小説ととるかある歴史事実の闇(不条理)に光をあてた異端学術書ととるかは、読者の勝手であるが、全編を通して貫かれる著者のテーマと様々な遺跡の事実のピースを嵌め込む精緻なプロットは賞賛に値する。

    さて、上巻は主に中南米にある古代国家の遺跡と残された高度な文化的遺産を紐解きながら、何故高度な文明が突如として現れたのかというこの小説のテーマを紐解く。

    古代地図の精緻さ、歳差運動を元にした気の遠くなる時代の標を証拠として積み上げ、現代1万数千年以上も前に高度な文明が存在し、滅亡した仮説を紡ぎ上げる。

    いくつか論理の危うい部分があるにしても、圧倒的な仮説の前に現代の歴史学者が論理的に反駁するのも難しい驚愕の歴史感を披瀝する。

  • 「ペルー、ボリビア、メキシコ、エジプト等の多くの古

    代の遺跡には神話、建造物等に共通点があることがわか

    り、これは同じ人から指導を受けていたと思われている

    。その人たちは氷河期に噴火した灰により太陽が届かないような寒い季節になり、多くの動物たちと死滅してしまった。」
    ということが書かれており、人類は想像よりももっと前に文明をもった人間がいた事実が書かれていた。
    どのよう(目的等)にして髭を生やした白人は技術を伝授したのか。同じような神話が何で伝わっているのかとても不思議である。
    読んだ後は科学書なので、読むのがつかれた。

  • ノンフィクションロマン冒険作♪
    注意しなければならないのはこれがノンフィクションだということ。つまり筆者はこれを現実から情報を集め、現実に対する主張として書いている。
    そしてロマン冒険作のように評価されるのは、途方もなくはるか彼方の話で確証を得るのが難しく、身近に感じることも難しいからだということ。

    ・複数の神話の奇妙な共通点
    ・その時代にあるはずのないとされる世界地図
    ・その時代にあるはずのないとされる高度な技術
    ・学問分野を越えて因果関係を結びつけると見えてくる恐ろしい予測
    ・ピラミッド、古代遺跡、暦、天体運動などの謎

    どれもロマンを感じそうな話題ばかり。
    はっきりとしたことをいわないのではなく、いえない話題ばかり。そこでもやもやするかもしれませんが、わからない部分はわからないままにしておくというのは勇気がいることです。そしてそれは科学者や研究者に必要とされること。
    この本の醍醐味は答えを得ることではなく、こういう情報があるのであれば、こういう因果関係のつながりを考えることができるから、こういう予測が生まれるのでは?という仮説、そして仮説のつながりが浮き彫りになる高揚感にあると思います。
    そして時に読者をいらいらさせ、反面ロマンを感じさせるのは、それを確証を持った形で示せないから、です。
    ですからこの本を楽しむには、我々が生きている世界に残っているこのような情報を使ったら、こういう考え方ができるのか!とか、そういう仮説が生まれるのか!とか、どうやったら確かめられるんだろう!という知的好奇心の泉とする目的をもつことです!
    いずれもロマンを感じずにはいられないテーマじゃないですか?^^
    (上下巻まとめてのレビューです)

  • (2000.04.11読了)(2000.04.03購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    一五一三年に描かれたという奇妙な地図。そこには一八一八年にはじめて発見された南極大陸の姿が詳細に描かれていた。しかも、一九四九年のスウェーデンと英国の南極大陸調査団がはじめて明らかにした、クイーンモードランド地方をはじめとする氷床の下の地形までもが正確に描かれていた…中南米各地の遺跡と、そこに伝わる伝説を調べるうちに、奇妙な「暗号」が浮かび上がる。不滅の暗号が伝える人類の過去とは…人類文明の発祥の謎を解き明かす驚愕の新事実が徐々に明らかになる。

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著者プロフィール

イギリス出身。元『エコノミスト』特派員。国際的なノンフィクション・ベストセラーの著者。主な著書は『神々の指紋』、『創世の守護神』、『神々の世界』(共に小学館文庫)、『天の鏡』(翔泳社)、『異次元の刻印』(バジリコ)、『神々の魔術』(KADOKAWA)など。冒険小説には『リアとレオーニ・時空を超えた姉妹』(講談社)、『WAR GOD』がある。彼の著作は30ヶ国語以上で翻訳され、世界中で700万部以上売れている。有名なテレビ・シリーズ『Quest for the Lost Civilization and Flooded Kingdoms of the Ice Age』をはじめ公開講演、ラジオ・テレビ出演も多数。WEBでも数千万人の視聴者を捉え存在感を示している。また、型にとらわれない思想家として知られるハンコックは、人類の過去や私たちの現在の苦境について、共感を呼ぶ疑問を投げかけている。

「2020年 『人類前史 失われた文明の鍵はアメリカ大陸にあった(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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